こんにちは、特殊清掃.ASIAです。

少し前の話ですが11月3日発売の「週刊 東洋経済」で「孤独」という病と題した特集が組まれていました。他に読む本が多く流し読みしか出来ていなかったのですが、ようやく読むことが出来ました。

世界的にも「孤独」が問題化されている!

当ブログでも孤独死に関しては都度お話していますが、世界的にも孤独という社会問題が与える経済的損失、健康的損失が大きいものだとわかりはじめているようです。

イギリスでは「孤独担当相」というポストを新設するぐらい危機感が強いそうです。

アメリカのブリガムヤング大学のジュリアン・ホルトランスタッド教授の分析によると「孤独はたばこを一日15本吸うのと同程度の健康への悪影響」があるとのこと。

そういったお話を掲載していたり、世界各国の単身者などの数値をグラフで掲載されていたりしています。(詳細を知りたい方は雑誌を買って下さい)

以前は高齢者が孤独死で発見されるということが多いイメージがありましたが、近年では日本でも働き盛りの現役世代(30~50代)が孤独死というのも珍しくなくなっています。

孤独死現場の特殊清掃、片付けの費用は?

また、実際に孤独死になってしまった場合、いくら費用がかかるのか?

ということも掲載されております。

弊社の場合だと、ご遺族が部屋に入れるレベルにする”簡易消臭のみ”という場合は75600円(税込)が最低料金で、リフォームも絡み廃棄物も多い場合は100万円近い現場もありました。

相場的にみると20~50万円くらいが一般的かと思います。

ただ、これが直系の親族なら負担する気も起きるのでしょうが、殆ど合わないような遠縁の方だったりする場合に警察から「〇〇さんが亡くなられて・・・」と連絡が来ても狼狽するばかりでしょう。

場合によっては親族が相続放棄をされて、部屋はそのまま・・・ということも最近では珍しくなく大家さんから泣く泣く依頼が来るということもございます・・・。

賃貸住宅の場合は腐敗臭やハエの大量発生など周囲に迷惑をかけてしまうことも多く金銭面でも負担が大きくなってしまいます。

せめて金銭的負担を減らすためにも「孤独死対応保険」などに加入することを国が強制的に決めてしまわないと今後、大家さんやオーナー、管理会社の負担が大きくなってしまうことが予想されます。

そして、高齢者や単身者には部屋を貸せないということが起こると、これまた色々な経済的損失に繋がってしまいます。

離婚・死別も心的ダメージが大きい!

そして、離婚が多いというのもこれまた孤独死に繋がる原因の一つです。

同じように配偶者との別れも同様です。

離婚後、孤独死になってしまった、ゴミ部屋になってしまった、自殺してしまったという例は弊社でも多く見ています。

特に男性は精神的にも肉体的にも弱いのか、男性の方が多いような気がします・・・。

これは私も同様かと思いますので、子どもがいない、傍にいない場合は更にショックが大きそうです。

孤独死の解決策は?

こればっかりはいきなり亡くなってしまうこともありますので対策を立てられないというのが正直な感想ですが、予防だったり心がけ一つで変わることもあるかと思います。

1.健康に気を付ける

コンビニ弁当、出来合いの惣菜、脂っこい食べ物、炭酸飲料など便利だけど体に悪い物を取らない。

運動をする、健康診断に行くなど一般的なことでしょうか?

2.部屋の清潔を保つ

住環境が悪化すると健康的な生活が送れません。特にトイレで便の流れが悪いと感じたら上記の食事は止めましょう。食物繊維を取らないと便がねっとりして便器に付着しやすくなります。

ゴミ部屋の孤独死の場合は大半がトイレに汚物が付着して汚いことが多いです。

また、キッチン、風呂場などの水回りも健康な生活を保つには必要な箇所なのでここが汚れてきたら気を付けましょう!

3.仕事以外の趣味をもつ

これは人によっては無理だということもありますが、他との交流がなく部屋で孤独に過ごすと精神が病んできます。

人間は社会と繋がっていることでアイデンティティを保つ生き物です。

人の役に立つことをする、ボランティア活動をするなど自主的に外の世界に向かって活動しましょう。

でも、一番は生涯現役で健康に仕事をするのが幸せなことだと思います。

年金に頼って生活できる世代は今もらっている世代ですので、50代以降は死ぬまで働けるというのが理想だと思います。

そもそも、年金制度というのは戦後数十年で出来た制度で人類有史からあったわけではないので国に頼るという意識を無くしていかないといけないでしょう。

4.SNSではなく、身近な人と会話をする

万が一、死亡してしまった場合に早期発見してくれるのは友人という場合が多いです。

これが無理だという場合は新聞、牛乳、ヤクルト、生協、弁当など宅配を頼んでおくとそれらが未回収になると発見してくれます。最近ではそういった見回りにも力を入れている企業や集配人も意識しているので発見率が高くなっています。

またスナック通いをするというのも手だと「男の孤独死」(長尾和宏・著)では紹介しております。

特殊清掃を本格的に出来る業者は少ない!

一般的な人で孤独死に気を付けているなんて人の方が少数でしょうが、日本でもこのことは社会問題としてもっと真剣に取り組んでいくべきなのでしょうが「死」に関わる穢れのことなのであまり話題に触れたくないというのが実際問題なんでしょう。

弊社では、毎月孤独死の特殊清掃のご依頼を頂いており身近な問題として捉えております。

このような職業が無い方が社会的には幸せな社会なのですが需要の高まりとともに注目されている職業の一つでもあります。

便利屋さんでも遺品整理業者さんでも「特殊清掃やります」ということをホームページで掲げていますが実際に自社施工で出来る業者は北海道ではまだ少数です。

特殊清掃は片付けだけに終わらず、清掃、消臭、リフォームが必要となってきますので、実際に経験があるかどうかはやはりブログ掲載が決め手かと思います。

ネットで検索して順位上位になるので「大丈夫」というのは早計ですので、よくブログを見てから業者選定は行うようにして下さい。

第三者的な目線で遺品整理士認定協会(0123-42-0528)に問い合わせてみるのもいいと思います。

「〇〇って会社に特殊清掃の依頼をしようと思うのですが評判はどうですか?」という聞き方でも応えてくれると思います。

また、家財整理相談窓口(03-5287-4387)という団体も全国の特殊清掃の精鋭企業が加入しており、ここは厳しい審査を通った企業しか加盟を許されませんのでこの加盟業者かどうかでも実力がわかります。

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