こんにちは、特殊清掃.ASIAです。

昨日は知人の紹介で苫小牧市の市営住宅の遺品整理のご依頼を受け伺って参りました。

1人暮らし男性のお部屋だったのですが、どうやらお部屋で倒れてしまって死後2日位だったそうです。

お弁当屋さんが発見してくれたそうで部屋は特に汚いとか臭いとかいう状態ではなかったので早期発見のおかげで特殊清掃が不要な状態でしたので「不幸中の幸い」でした。

なぜ「不幸中の幸い」かと言うとこれで発見が遅れ1週間以上経ってしまったり、夏場の暑い時期だと「孤独死」となって体液が浸透して臭いがきつくなったり、ウジやハエが大量発生したりで清掃と消臭作業、場合によってはリフォーム作業が加わってしまうので割高になってしまいます。

金銭的な面での負担と精神的な面での負担とで余計に大変な思いをご遺族様は感じてしまうのです。

ただ、部屋の状態は「不幸中の幸い」で済みましたが、ご遺族間での相続トラブルが若干あったそうで、故人が亡くなってから日にちが開いてしまい、お部屋の中を片づける日が伸びてしまったそうです。
亡くなったのが6月で実際にご相談とお見積りの依頼を受けたのが7月下旬でしたから4か月近くを要しています。

亡くなってしまってから色々と揉めてしまうと部屋の片付けも手付かずになってしまうので困ってしまいますね。

遺品整理の場合は、そういった相続の問題がきちんと片付いてからではないと物品の処理に手が出せません。

苫小牧市の場合の遺品整理の流れ

苫小牧市の場合は苫小牧清掃社さんに家庭から排出される不用品の処理をお願いしています。

事前に担当者さんにお部屋に来てもらい物量の確認、仕分けの確認など打合せをして回収収集日を決めます。

苫小牧清掃社さんの場合、土曜日しか対応していないので次回は11月10日に回収となります。

特に片付け期限が無い場合は対応出来ますが「すぐに片づけたい!」となると難しい場合がありますのでご容赦下さい。

『一般廃棄物収集運搬事業許可』をもっていない不用品処分業者や便利屋さんが行っている”トラック積み放題パック”などは一見便利に見えますが無許可営業の違法行為の場合が多いのでご注意下さい。(基本的に『産廃』、『古物商』を持っていてもダメです)

どのように廃棄処理が行われているのか不安だという場合は依頼を控えてください。

仕分、梱包開始

可燃、不燃、鉄、小型家電、危険物などに分けていきます。

1人暮らしだったわりには物量が多い気がします・・・。

下記の写真のような大型の食器棚も大量の食器も本来は男性一人暮らしなら使わないのでしょうが、世帯持ちだった方が引越しをされた場合は昔の物をそのまま使用しているのでこうなってしまいます。

鍋やフライパンなどの調理器具も多かったです。

引越しと同時に部屋のサイズや生活スタイルに合わせた家具も用意し、不要な物は捨てるようにしないといけませんね。


また、寝具も多い気がします。

部屋が狭いので誰かが泊まりに来たとしても寝るようなスペースはありませんでしたから、こういった押し入れに入っている物は不要ですよね?

これが本来は無ければここの空いたスペースをもっと有効活用できると思うのですが・・・。


そして、このような箪笥も無駄ですよね?

ベッドが邪魔して下の段は使用しなくなりますよね?


なんでも、「勿体ない」ということで無理に狭いスペースに詰め込む人がいますが、物で空間を占領される方が「実は勿体ない」ということを知った方が良いと思います。

使わない家具や物、ゴミに家賃を払っていることと同じことなのです。

 

集団生活においてベランダは綺麗に使用して欲しい!

ベランダはガーデニングをされていて放置されていた鉢植えが多く、プラスチック鉢が劣化して脆くなっていて、持つと割れてしまい土がこぼれてしまうという大変厄介な状態で大変でした。

こうなるとやはりプラスチック製の鉢入れよりも陶器のほうが良いと感じます。

写真では1/3が終了して手前が綺麗になっていますが、土が零れ落ちているのでスノコを避けて土の清掃をしないといけません。

スノコを避けてみると雨水排水溝に土が溜まってしまっているのでこれまた雨の日は水が流れません。


また、よくわからないゴミなども出てくるので非常に面倒です。

結構、ベランダにごみを置いている方が多いですが・・・外からの眺めもよくありませんし、火災時の避難経路にもなっているので隣近所、上下階の人にも迷惑がかかりますのでベランダにゴミを溜めるのは止めましょう!

 

遺品整理のお話だがゴミ部屋の片づけにも通じる話

玄関横の収納部分も大量の仕事道具・工具がありました。

電気が止まっているのでバッテリータイプの照明を使用しています(この写真右下のマキタの照明は地震の停電時に大活躍しましたのでお奨めです)

どうも溜め込む癖がある方だったようで、収納はされているように見えますが使わない物を捨てられない性分だったことがうかがえます。

「断捨離」や「終活」ブームで「物を捨てましょう!」と言った傾向がありましたが、弊社では快適な生活をするために不要な物を捨てることは大賛成ですが、なんでもかんでも捨てるのは反対です。

例えば、アルバムなどの思い出の物まで捨ててしまって、夫婦間で老後ゆっくり語る時間が無くなってしまい哀しい思いをしたという話を聞きます。

趣味の物やコレクションも捨てなくても良いと思います。(買取が出来る場合もあります)

ですから、上記に記載した食器棚や布団など使わない物は捨てた方が良いと思いますし、集団生活をする上で綺麗にしないといけないベランダなどは注意事項として記載させて頂きました。

まぁ、極論から申しますと部屋を片付ける分の保険金やお金があれば「死んだらあとは頼む!」でも良いと思います(笑)

今回は仕分け、梱包だけですので次回に部屋からの搬出作業となります。

遺品整理に限らず、生前整理などのご相談は無料です。

また、弊社はゴミ屋敷、ゴミ部屋、汚部屋などの片付けも得意としておりますので是非ご相談下さい。

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