こんにちは、特殊清掃.ASIAです。
先日は札幌市西区のアパートの生前整理に伺いました。
『生前整理』という言葉もだいぶん世の中に浸透してきていますが、過去には『残置物撤去』『不用品処分』という言葉が使われていました。
まぁ、印象の良い言葉の方がいいですが生前整理は遺品整理と違ってご依頼者の『想い』は薄い気がします。
また、遺品整理と違って貴重品などの探索依頼をされることもほぼありません。
なぜなら必要な物はすでにご依頼様が選別しているので、残った物を我々が処分するからです。
時には意外な物や貴重品が出てくることもありますが、遺品整理に比べると稀です。
それでも現金などが出てくることがありますが、心無い業者さんだとそのままポッケしてしまう業者も多いです。
格安で作業を請け負った場合にはそうしないと割が合わないからです。
逆に言うと安く請け負って「宝探し」をすることが目的という業者もいるぐらいです。
弊社では十分な作業代を頂いておりますので万が一、貴重品等が発見された場合はお戻ししております。
作業代よりも見つかった現金をお返ししたら数倍になったという事例も過去にあります。
業界のぶっちゃけ話をしてしまいますが、『生前整理』にはそれほど経験などは不要です。
ですから誰でも出来るのでモラルの低い業者が後を絶ちません。
一応、弊社でも『生前整理技能Pro1級講座』なる講習も受けてみましたが、あまりにも内容が薄いのでレアな修了証になりそうだと協会自体も言っていました。
ただ、退去にあたって清掃が必要なことが多いのでそう言った場合は不用品処分だけではなく清掃も得意な会社に依頼したほうが手間がかかりません。
2日間に分けての作業だったのですが、1日目の作業内容は弊社本体サイトのリライブル㈱のブログに掲載しておりますのでお時間があればどうぞ~。
作業2日目に関して
前日に2階部分を終了させたので今日は1階の作業です。
お話を聞くと2階は倉庫代わりにしていて、1階が生活スペースだったようです・・・が埃が2階よりも凄くて悪質です。
大型の家具は食器棚、整理ダンス、ロッカーダンス、学習机、介護ベット、テレビ台位で他は食器などの細かい不用品がありました。
写真は一部を掲載
前日にある程度は梱包をしていたので搬出自体は1時間半ほどで終了。
予約していたパッカー車に回収してもらいます。
清掃の方が時間がかかりました!
天井、壁、床の埃が凄いです。
細かい埃はマスクをしていても鼻やのどに来ます。目も痛くなります。
因みに下の写真はカーペットをめくったらこのような状態でした。
家具などもあったので下に自然とゴミが潜り込むことは考えにくいのでこの状況からカーペットを上から敷いたのではないかと推測しております・・・。
常人には理解しがたいことが世の中には多々あるものです。
大きなごみはホウキで集めて、掃除機を使用していましたが、途中で中のゴミパックが破裂するトラブルもありましたw
あと、ネズミも同居していたのではないかと思う痕跡がチラホラとあったり、コンセント部分が焼けていて差し込んでいたコンセントが抜けないなど火災に繋がるような危ない状態でした。
ゴミ部屋状態だと火災になる可能性が非常に高く危険です!
火事が起こってからでは遅いので、自覚のある人は自分で片づけるか弊社にご依頼ください。
水回り清掃
キッチンは油汚れともう清掃では賄えない破損がありましたのでこれは程々で終了しました。
洗剤を吹きかけるとご覧の通りです。
清掃後・・・完璧とは言えませんが清掃しないともっとギトギトというのはご理解して頂けると思います。
トイレも便座や便座カバーが割れていたので簡単に清掃です。
それでも陶器部分と床は綺麗にしております。
写真ではわかりにくいですが、黄ばんだ部分が白くなるだけでも印象は違います。
お風呂もこんな感じで黒カビだらけでした。
装備自体が古いので清掃に限界はありますがタイルなどの黒カビが取れているだけでも印象はかなり違いますね。
あまり強くこするとタイルがはがれてくるところもあるのであくまでも程々です。
今後、全国で空き家が増え続ける
アパート自体がかなり老朽化しており「わざわざリフォームして新たな住居者を探すのかな?」と思っています。
この退去した2部屋をリフォームしてもリフォーム代を回収できるようになるのに本体がいかれてしまうのでは意味がないと思うので「売り止め」か現状で「家賃を安くするか」でしょうが結構厳しいと思います。
今後はこのようなアパートも増えてくると思いますし、実際にそのようです。
30年、40年以上住み続けた人が退去してしまうと次の入居者探しはかなり難しいでしょうね。
超高齢化社会で住宅は余ってくることが想定されていますし、若い人が入るような感じではありませんから、今後は今の入居者さんが全員退去したら解体というのが流れのような気がします。
解体できるのであれば良いのですが、解体資金がなくて放置という物件が多いのも日本全土で社会問題になっております。
解体業者さんも依頼が多すぎて大変だという話を聞いております。
弊社では解体前の家財道具の撤去も行っております。
いずれにしてもお金がかかってしまうことですので実績があり信頼できる企業を選定することが大切です。
企業選定は慎重に
最近では「業者に騙された」とか「追加高額請求された」などというトラブルが全国的に増えているそうですが、それは依頼する側にも責任があります。
安易に格安業者に依頼をしてしまったばっかりにトラブルになるのも悪いのです。
大体、このように大変な仕事を依頼するのですからそれ相応の対価を頂かないと「やってられない」というのはご理解頂けると思います。
あまりにも安い場合は最初から作業の質やその後の追加料金を疑ったほうが良いです。
毎日のように騙されているのが不思議な”特殊詐欺”も無くならない、こんな世の中です。
いつの時代も情報弱者は騙されます。
これは冷たい言い方かもしれませんが世の常です。
悪い考えを持つ輩は残念ながらいるのですが、きちんと活動しているかはブログなどを更新し情報公開し、信頼を得るように努力をしている企業を選ぶようにしてください。
弊社で重要視しているブログ掲載はご依頼者様から信頼を得るために続けている行為であり、このブログ更新を続けるのは結構大変なことです。
是非、他社さんのHPもよく研究して頂き読み比べてみてください。
社会に必要とされない企業は生き残らない
一番チェックするところは「経営者の挨拶」や「想い」がHPで掲載されているか?
社会的に「存在意義」や「大義」がない企業は成長しません。
どんな想いで会社を立ち上げ運営しているのかを掲載していないような低レベルのところは怪しいです。
まして”企業の顔”というべき経営者の顔写真すら掲載していないようなところは論外です。
この業界は零細企業、個人事業主が大半です。
言うなれば何かトラブルが起きてもすぐにでも”とんずら”出来てしまうのです。
顔写真を掲載していることは言動や行動に責任を持つことという現れ、覚悟だと思っています。
弊社は目先の利益云々よりも「永く正しい商売を続けたい」と考えております。
そのためには信頼が一番大切であるという想いからReliableが語源のリライブル株式会社と社名に掲げています。
こういった記事を読んで頂いてご依頼して頂く方が多いことで、弊社も実績を積み重ねております。
気になったことなどがありましたら下記までお気軽にご相談下さい。
【運営会社】
社名に掲げる信頼される(Reliable)企業を目指す!
リライブル株式会社(こちらにもブログ記事多数掲載中)
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