こんにちは、特殊清掃.ASIAです。
先日、豊平峡ダムに30年ぶりくらいに家族で行ってきましたが、そこで雪虫を発見しました。
もうそろそろ峠では雪が降るような気候になり空気が乾いてきています。
今朝の北海道新聞の記事で【七輪原因の火災相次ぐ】というのを読んだので一部紹介したいと思います。
七輪コンロが原因の火災が札幌市の飲食店で相次いでいる。
今年は9月末までに8件と、統計を取り始めた1948年以降で最多ペースだ。
七輪は食材のおいしさを引き出す炭火を手軽に扱えることから、使用する飲食店が増えている。
札幌市消防局は「七輪は可燃物から遠ざけて使い、周辺器具もこまめに掃除して」と呼びかけている。
市消防局によると今年は煙の拡散を防ぐ排気ダクトやレンジフードにたまった油かすに、七輪から火の粉が飛んで着火したケースが5件あった。
また、壁の内部の木材が近くに長期間置かれた七輪の熱で徐々に炭化し、発火した火災も3件あるという。
9月には3件が集中し、14日にススキノの2件、26日には白石区の1店で相次いだ。
七輪・火鉢を原因とする市内の火災は1950年の10件をピークに減少傾向に転じ、昭和後期には毎年0~2件に減った。
ただ、近年は七輪の人気の高まりを背景に、飲食店でも毎年3~4件と増加傾向にある。
道立総合研究機構食品加工研究センター(江別市)によると、炭火と熱せられた七輪から出る遠赤外線は食材を効率よく加熱でき、ふっくらと焼き上げる効果があるという。
市内200店舗に炭を卸している星野燃料(札幌市)は「七輪で炭火焼きを提供する店は年々増えている」と話す。
火災現場の消臭作業
当社も札幌市中央区の飲食店から「ボヤを起こしてしまったので消臭作業をしてほしい」というご依頼をうけることが度々ございます。
店内を焦がした程度の場合は、リフォームをせずになんとか「低予算でにおいを消したい」という要望がございます。
ただ、作業前にお話しをさせて頂くのは、「完全に匂いを0にすることは出来ません」とお伝えしています。
法人の方は感覚ではなく数値で示して欲しいという要望もございますので最新式のカルモア臭気測定器も用意しております。
火災臭の場合は非常に微量のススでも気付く物質の一つで、自然界で身を守る本能ですので嗅覚が敏感に感じるように出来ているようです。
単純に火災臭といっても燃えた建材などにもよりますが、フルフリルアルデヒド、プロピオンアルデヒド、n-ブチルアルデヒド、n-バレルアルデヒド、トルエン、ペンタン、プロパン、ベンゼン、1-ペンテン、塩化水素、ヘキサン、イソベンタン・・・などこれらの成分は自然分解が進まず通常の喚起対策では2~3年間の期間が必要と言われています。
また、燃えてしまった物の材質にもよりますが、清掃だけでは落としきれない微量の汚れ、煤などから匂いが発する場合もあります。
なるべく匂いの源を除去することが消臭作業の基本中の基本ではありますが、各地に飛散しており、結局店内フルクリーニングとなると時間と労力とお金がかかります。
ですから、あくまでも簡易的に匂いを短期間で減臭したい場合は当社の保有しているオゾン脱臭機は有効です。
完全に匂いを消したい場合はリフォームも必要となりますので時間がかかりることは予めご了承ください。
「どれくらいかかるの?」と言われると現場見積もりをしないと一概には言えません。
また、特に飲食店の場合はレンジフード、排気ダクトを掃除していないので長年の油汚れがひどく、そこの匂いとススが密着してしまうこともございます。
こちらの清掃も含めるとやはりある程度の作業時間と作業料金は加算されてしまうので常日頃から綺麗にしておくことが大事です。
広い厨房の場合は当然、作業も大変になりますので日ごろから少しでも油のふき取り作業をされていると違うと思います。
つまり、こういった箇所の掃除は火災予防にも繋がりますし、衛生的にも必要なことです。
ちょっとした手間とお金を惜しんで火災を発生してしまった場合、店舗改装、他店への陳謝、営業停止中の売り上げなどが無くなりますので大損害です。
場合によっては死亡者が出ていしまった場合はもっと大変なことになります。
是非、今一度清掃をするようにお願いします。(飲食店の方が当社のブログを読んでいる場合はすでに火災を起こしてしまった後でこんな話は手遅れの場合がありますが・・・)
火災現場の消臭作業が出来る企業は北海道でもまだまだ少ないです。
技術面、設備面、経験値などで満足のいく施工が出来る企業は限られています。
万が一の際のご相談は下記までご連絡下さい。
【運営会社】 リライブル株式会社
0120-669-920