こんにちは、特殊清掃.ASIAです。
今朝「沖縄慰霊の日」だとニュースで知りました。
72年前の太平洋戦争末期に沖縄市民約20万人が犠牲となった沖縄戦の組織的戦闘が終了した日です。
沖縄には2度言ったことがあり戦争関連の史跡も行きました。
個人的思想をお話すると長くなるので割愛させて頂きますが、沖縄で亡くなった方達にも哀悼の意を示すものであります。
お昼にはネットで小林麻央さんが亡くなったと報道されました。
14時半からの市川海老蔵さんの会見を車内のテレビで見ていましたが・・・涙で見ていられませんでしたね・・・。
人が亡くなるのは自然の摂理とはいえども小林麻央さんは34才とあまりにも若く、そして幼い2人の子どものこと、日本の文化芸能の中心にいる成田屋(市川海老蔵と息子さん)を一緒に支えたかったであろう無念などを想うと心が苦しいです。
心よりご冥福をお祈りいたします。
白石区の遺品整理
人が亡くなることは悲しいことですが、悲しんでいられないのも事実であります。
お片づけはしないといけないのが現実です。
こちらの現場は過去数回にわたりブログ掲載させて頂いておりますが、警察から遺品整理の許可が下りたとご遺族K様から連絡があり、本日お片づけを行いました。
K様からご依頼のあった通帳や契約書、印鑑、カギなどの貴重品探索を行い無事に発見しました。
ネックレスなどは整理箪笥の洋服の下に隠すように置いてありましたが見逃さないで良かったです。
これらはお部屋の確認時にK様にお渡しします。
不用品処分業者と遺品整理業者の違いはこういったところにもあります。
また、格安で仕事を受けた場合は元を取らないといけないという心理が働くのか貴重品などはそのままポケットに行くことも珍しくありません。
結果として、どちらの方が良いのかはご依頼者の考え方次第ですが、「安物買いの銭失い」という言葉があるように「安いには安いなりの理由がある」ものです。
後悔しないように業者選びは慎重にお願い致します。
清掃の大切さ
さて、今回はご遺品を搬出後、退去清掃を行います。
キッチン、お風呂場、トイレ、窓ガラス、床など一通り清掃を行いました。
窓ガラス掃除はスクイジーとリントを使用しての掃除がプロっぽく見えますし、技術的には難しいのですが、ケルヒャーの電動スクイジーは大変便利で誰にでも扱うことが出来ますのでお奨めです。
ホリエモンこと堀江貴文氏が「寿司屋の修行に何年も費やすのはバカ」と論じて炎上したことがありますが、技術習得も大切ですが便利な機械があれば出来るようなことは利用したほうが良いと私も思います。
人生で一番大切なのは「お金」ではなく、「時間」だと思うのです。
今は色々なサービス業がありますからお金で解決できるようなことはお金で解決し、他にやるべきことや、やりたいことをするのが良いのではないでしょうか?
よく遺品整理を1年近くされている方もいて、疲れ果てて当社にご相談される方がいますが、その労力と精神的疲労と費やした時間を考えると数万円~数十万円で済むのならプロに依頼したほうが良いと思います。
是非、ご検討下さい。
人間が生きていられる時間は「有限」です。
効率の良い生き方をして、人生の無駄使いは避けるべきでしょう。
さて現場のお話に戻りますが、弊社のベテランスタッフ岸野君もきびきびとお掃除をしております。
やはり清掃をすると部屋全体の空気というか雰囲気も変わって来ます。
窓ガラスが綺麗になると入ってくる光も綺麗なのでそう感じるのかもしれません。
消臭剤散布
その後、仕上げ消臭でフォグマスターという電動噴霧器を使用し消臭剤を散布します。
これは消臭剤その物が消臭効果を上げるためという理由と、オゾンとの化学反応をよくするために湿度を上げるという理由もございます。
臭いをニオイで誤魔化す為に散布しているわけではありません。
細かい粒子で噴出しますので、壁紙などに吸着し、水滴が垂れることはありません。
関東の悪徳消臭業者はお部屋の引き渡し前にファ〇リーズなど匂いがある消臭剤を散布し、嗅覚を誤魔化してお客様に確認をしてもらい、後日臭い戻りがあっても引き渡し完了サインを頂いたので料金は返さない、再施工はしないという業者もあるそうです。
そういう業者がいると業界全体の悪影響になりますので止めて頂きたいものです。
「OST法」と「3D清掃」
消臭剤噴霧後にオゾン脱臭機であるイスラエル製の「パンサーJ」(黄色い機械)のスイッチを入れます。
と同時にオレンジ色の送排風機もスイッチを入れます。
弊社も加盟しております(一社)日本除菌脱臭サービス協会が推進しているオゾンショックトリートメント法(OST法)と言いますがこれには強風が必要です。
機械からも送風機能は付いていますが弱いため、部屋の隅々までオゾンが伝達するように業務用の送排風機を使用しております。
オゾンはフッ素に次ぐ酸化力があり、細菌を殺す除菌効果もありますので、「3D清掃」とも言います。
あ、その前に床のべニアを外し、前回防臭剤を塗布した場所にまた種類の違う防臭剤を塗布しました。
これで床の上にCFを貼るなり、フローリングを張り直すなどすれば完璧です。
施工前は廊下まで臭いが出ていた位でしたが、現状では床に鼻を近づけてもイヤな臭いは全く感じられません。
毎回同じ環境の現場は無いので色々と試しながら施工するため苦労しますが、今回は時間の余裕もあり弊社としても満足のいく施工が出来たと自負しております。
特殊清掃と遺品整理
今回は数回にわたりブログ掲載させて頂きましたが、ここまで写真掲載をして内容を開示している企業はあまり無いと思います。
人によっては「こんな写真開示して・・・」と不快感を表す方もいるかもしれません。
ですが、あまりにも北海道では情報開示をしている企業が少なく、実際に自分がこういったことになってしまった時に「信頼の出来る業者はあるだろうか?」と思ったときがありました。
業者選定の参考になればと思います。
また、他の同業他社さんでも弊社の施工内容を参考にして頂き、自分の技術向上に役立てばと思って公開しております。
これは「自社だけが儲かれば良い」と思うのであれば、こういったことはしないのが得策かもしれません。
しかし、北海道は広大であり、まだまだ特殊清掃業者を必要としている方は多く存在しております。
良心的で技術、知識のある同業他社さんが増えてくれることを願ってブログの更新をしております。
最後に作業代金ですが・・・
1回目 お見積もり(無料)
2回目 体液除去と簡易清掃、簡易消臭
3回目 床解体、床下防臭剤塗布、消臭作業
4回目 階下の部屋の消臭作業
5回目 遺品整理と退去清掃、仕上げ消臭
これら総額で約25万円です。
恐らく、それほど「高い!」と言われることはない価格だと思います。
今回、リフォームについては管理会社さんが行うことになっていますので含まれていませんが、それでも2部屋分の消臭作業も行っております。
ご参考になればと思います。
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