札幌市手稲区にて～ロフトに溜め込んでしまったゴミの廃棄＆清掃作業

北海道 特殊清掃.ASIA の久保田です。

今回のブログは、札幌市手稲区にて行わせて頂いたロフトにゴミを溜め込んでしまったアパート1室の廃棄品の廃棄＆簡易清掃作業について書いていこうと思います。

はじめに、この度快くブログ掲載の許可を下さったK様、誠に有難うございます。

注※虫や腐敗物など、刺激の強い写真もあるかもしれないので苦手な方は閲覧をお控えください。

ロフトがあるお部屋はゴミを溜め込みやすい？

最近は札幌市内でのゴミ部屋・ごみ屋敷が続いておりますが、その中でも不思議と「ロフトにゴミを溜め込んでしまって・・・」というご依頼が重なっております。

ロフトって秘密基地みたいな感じがして誰しもが１度は憧れる？お部屋の間取りだと思うのですが、実際に住むとなるとメリット同様にデメリットも見えてきます。

ロフト付きのアパートの場合は、ロフト部分が寝室の間取りになっていることが多いのですが、私がここ数回とったゴミ部屋の統計では寝床ではなく、使わなくなった物や廃棄品の物置がわりに使っているというのが印象に強いです。

私自身も朝のゴミ収集時間にゴミを出し忘れてしまうことがありますが、魚など生ごみがあるときは部屋に置いておくと日に日にニオイが強烈になっていくので、そんな時にもし部屋にロフトがあったら「次の収集日までロフトに隔離しよう」となってしまうかも？と想像します。

そうしていくうちにハエやウジなどの虫が繁殖してしまい、手を付けられなくなる・・・という方も多いのではないでしょうか。

私も特殊清掃やごみ屋敷では自分の中でスイッチを入れて（切って？）普段から大量の虫と対峙しておりますが、いざ自宅で虫が発生したら結構うろたえてしまうと思います。

ロフトに溜め込んだゴミから色々な虫が発生！

↑　上の写真はロフト上の廃棄品を全て梱包＆搬出させて頂いた状態になります。

今回のお片付け＆清掃のお見積りへは私が直接伺わせて頂いたのですが、お部屋の中を確認させていただくと、一見するとゴミ部屋とは分からない男性の１人暮らしのお部屋でした。

生活スペースの廃棄品はほとんどなく、廃棄量にして１～１．５㎥ほど。

やはりメインはロフトということで確認させていただくと・・・
　↑　ほとんどゴミ袋しか写っていないですね汗
ロフト部分は約３～４㎥ほどの廃棄品があり、穴が開いてしまっているものもありましたが、ほとんどが袋詰めされているような様子。

生ごみ系も混じっているということではしごを登っていくとニオイがありましたが、事前にお電話で伺っていた内容よりもライト級な部類のゴミでした。

「生ごみ系のゴミ部屋で虫が大量発生している」と聞くと、ウエッティーでウジがうごめくコペコぺな黒い床のお部屋を想像して上履きや靴カバーなどの装備を揃えて伺うのですが、今回は出番がなくて良かったです。

廃棄品や清掃箇所の確認など詳しい作業内容を確認してお見積り書を提出、項目の内容を説明させていただき、その場で正式に作業のご依頼を頂きました。

お見積りの段階でゴミ袋の下に何らかの液体（飲み残しや腐敗液）がこぼれている可能性が高いことをお伝えし、その清掃も含めたお見積り内容で提示させていただきました。

ゴミ屋敷やゴミ部屋では、ゴミの下にある床材が傷んでしまうことが結構あります。

実際に廃棄品を避けていくと・・・

破けたゴミ袋から少量ではありますが、腐敗液等の液体が流出しておりました。

これを綺麗に処置しないことにはここから生ごみ臭等のニオイが出続けます。

今回は＜清掃＞のご依頼ではありましたがニオイもありましたので、なるべく染み込んだものを抜いていきながら消臭を意識して洗浄を行いました。

↓　洗浄後のロフトの床
写真では分かりにくいですが、生ごみのニオイは完全に無くなったものの、木部の奥深くに染み込んだシミについては取り切れませんでした汗

表面がツルっと磨いてある木部の染み抜きは短時間では中々難しいので、今後の為にもっと工夫が必要だと感じました。

ゴミの仕分け・梱包中、所々に木のくずが落ちていて少し気になっていたのですが、作業を進めていくとその原因を見つけました。
↑　集合体恐怖症の方には寒気がする写真ですが、ベッドのスノコや床がシバンムシ？キクイムシ？に食べられて穴だらけになっていました。

偶然にも、この２日後に孤独死脱臭マイスターのセミナーがあり、そこでシバンムシやキクイムシについても紹介されていました。

最近ではホルムアルデヒドを含まない床材も普及しているため、これらの虫が付きやすくなってしまっているそうです。
今になって考えると、ゴミ袋が破けていたのも虫に空けられた穴だったかもしれません。

廃棄品の搬出＆清掃作業完了後に立会確認＆ご精算

作業完了後は立ち合い確認をしていただき、ご精算という流れでした。

廃棄品の廃棄は勿論のこと、床のシミについても、写真を見なければ全然分からなくなった！ということで「十分満足です！」と有難いお言葉を頂けたので一安心でした。

虫に食われていたスノコに関しては、管理会社さんにご相談した方が良い旨をお伝えさせていただき、現場を後にしました。

最近はゴミ屋敷やゴミ部屋のお片付けにしても、ハウスクリーニングを含むお片付けのご依頼が続いております。

特に今週は毎日がハウスクリーニングや特殊清掃なので、スキルアップの為、ご依頼者様に喜んでいただく為、達成感を得る為に尽力していこうと思います。

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