北海道 特殊清掃.ASIAの久保田です。
先日は、私が普段から愛用している腕時計の布製ベルト部分のニオイがクサイ!と気になるようになったので消臭洗浄を行いました。
定期的に洗浄は行なっているのですが、丈夫な布ということあってか意外に消臭が難しく、時間がかかってしまいます。
冬場はまだそうでもないのですが、夏場など汗をかきやすい時期については少し油断していると酸っぱいような不快なニオイがただよってきます。
特殊清掃に携わる前の私(今よりも科学的な知識が無かった頃の私)であれば消臭出来なかったと思うので、私以外にも腕時計の布製ベルトのニオイに関するお悩みを抱える方は多いのでは?と思い、ブログに書いてみることにしました。
時計のベルトからニオイがしてきたので消臭洗浄!
↑ 早速ではありますが、上の写真はニオイのしてきた腕時計ベルトをビニール袋に入れた薬剤に漬け込んでいる状態です。
特殊清掃のプロが行う消臭洗浄・・・と偉そうに書きましたが、作業自体はいたってシンプルです。
中の液体は、40℃くらいのお湯に過炭酸ナトリウムと酸素系液体漂白剤を少し濃いめに、食器用洗剤を少し入れたものです。
以前に、とあるTV番組でもやっていた【魔法の染み抜き水】と似たようなイメージです。
※アルミの金具やメッキなどがある場合は傷んでしまうことがあるのでお勧めしません。
漬け込む際の温度がとても重要なので、なるべく温度が下がらないよう、洗面台に50℃くらいのお湯をはり、そこに漬け込みビニールを入れております。
この状態でたまに揉み込んだりしながら2〜3時間放置後、洗剤成分が残らないように念入りに濯ぎ洗いをします。
中々濯げない場合は一晩お湯に浮かべといても良いかもしれません。
その後、しっかり乾燥させて消臭洗浄完了です。
私も普段から定期的にこの方法で洗浄しており、これでもニオイは消えない場合は別の薬剤を添加したりしますが、相当頑固な汚れじゃない限りは問題なくとる事が可能です。
洗濯洗剤とブラシ等でゴシゴシやっても中々消えない嫌なニオイが無くなります。
※この方法は革のベルトや動物性の繊維を使った布には使えませんのでご注意下さい。
腕時計のベルトはなぜ臭くなる?
私はウレタンやシリコンなど、布製じゃないベルトの方がメンテナンスはとても楽だと感じているのですが、以前に使用していたウレタンのベルトが千切れてしまってからは、持ち合わせの布製ベルトを使用しております。
ウレタン製やシリコン製のベルトだと汗や皮脂が染み込むことはないですが、布製や革製のベルトについては染み込んだ汗や皮脂などの汚れ成分が乾燥後もベルト内に残ってしまいます。
そうして蓄積された汚れに雑菌が増え、汗や皮脂などの成分を分解しようとしてくれるのですが、その際にニオイが発生してしまうようです。
湿った状態が続くとカビが繁殖してしまうこともあるそうです。
紫外線にも殺菌効果があるので、天日干しを行うことでニオイが発生するまでの期間を伸ばすことも可能です。
過酸化水素で髪の毛が金髪に?
過炭酸ナトリウムはお湯に溶ける過程で過酸化水素も発生するようですが、過酸化水素は汚れを分解するのに効果的な反面、美容室等でブリーチ剤やパーマ剤にも使用されており、髪の毛のメラニン色素を破壊して金髪にしていきます。
私も業務で過酸化水素を使用することがありますが、元々髪の毛の色が明るいということもあってか、知らない人から見ると「髪の毛染めてる?」というくらい明るくなってしまいます。
中学生くらいの頃は部活でガンガン紫外線を浴びていた影響もあり、髪の毛を全く染めていないにも関わらず、染めている人達よりも明るい髪になってしまって、それを理解してくれない先生に無実の罪で怒られてました汗
学生の頃は地毛だからしょうがない!と、得した気分でいましたが、今となっては悪い方向に勘違いされてしまうのでは?と、ちょっと複雑な気持ちです。
ちょっと話が逸れてしまいましたがここで終わります。
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