北海道 特殊清掃.ASIAの久保田です。

引っ越しが増えるシーズンということもあってか、リライブルでもゴミ屋敷に伴うお問い合わせが出てきております。
ゴミ屋敷のような状態になってしまうと、埃やカビによる健康被害やタバコの吸殻やコンセント部分のトラッキング現象など、火災のリスクが高まります。

これは実際に起こりうることで、私達がゴミ屋敷やゴミ部屋状態になってしまったお部屋のお片付けを行っている際に、焼け焦げたタコ足配線や床の焦げ跡を見かけることはあまり珍しくありません。

ゴミ屋敷のお片付け業務以外にも、火災現場の消臭施工などを行う機会が多いからか、【火災】に対する危機感についてはとても身近に感じておりますが、先日お片付けさせて頂いたお部屋は「今までよく火災が起きなかった」「作業中に発火するかも?」というくらい、私の中では過去1で火災のリスクが高いお片付けになりました。

ゴミ屋敷状態での灯油漏れは火災のリスク大!

圧縮されたゴミで一杯の玄関

圧縮されたゴミで一杯の玄関

上の写真は、札幌市東区にてお片付けを行わせて頂いたゴミ屋敷状態になってしまったお部屋の玄関部分の写真になります。

今回のお部屋は、ゴミ屋敷のような状態で灯油が漏れてしまったということで、壁のボード部分を破壊するほどの重さになっていました。

堆積しているゴミの高さは高いところで170㌢くらいの高さがあり、奥行きもそれなりにあるので結構な物量があることがお分かりいただけます。

数年に渡って踏み固められているだけあって密度も相当高く、素手ではゴミを引き出せない状態だったので、止むを得ず熊手やスコップなど道具の力を借りながら入り口から地道にほぐして(耕して?)→梱包→ほぐして→梱包を繰り返しながら奥へと進んで行きます。

圧縮されたゴミをほぐしながら梱包

圧縮されたゴミをほぐしながら梱包

見た目には分かりにくいのですが、ゴミを持ち上げるとボタボタボタボターーッと灯油が垂れてくるところもある状態なので、かなり高濃度の灯油臭があり、コンセントが刺さったまんまのドライヤーやタコ足配線などが複雑に絡んでいたりしたので見た目以上に危険な状態のお部屋でした。

灯油については、人によっては頭痛や皮膚のかゆみなど色々な健康被害が出ると言われておりますし、直接触れれば人体に良くない物質も含まれております。

自己防衛の為にも、最前線の2名は面体付きの高性能ガスマスクを装備して臨みましたが、このガスマスクを装着するとニオイが全くしなくなり、視界が曇ることがない(汗は溜まります)のでとても快適に作業できます。

休憩を挟みながら2〜3時間ほど作業を続けてようやく道が開けてきました。

今回のお片付けの目的は、ご予算の都合もあったので灯油漏れの原因となったストーブを点検するための経路の確保のみ・・・ということでしたが、梱包したゴミは灯油を吸っているというだけあって段ボール1つあたり約10〜20㎏くらいと重めで、最終的には100数十箱分以上もの段ボールを使用して梱包を行いました。

搬出通路には残し品も多数ありましたので、廃棄品を運び出すのもギリギリの幅で苦戦しましたが、室内での梱包作業2〜3名、搬出作業2名での計5名で作業を行い、無事に完了しました。

開通した玄関

開通した玄関

冒頭の写真のように奥が見えなかったお部屋が、作業後半になると開通しました。

今回は灯油の染みた廃棄品の一部のみの廃棄ということでしたが、リライブルではこのように灯油の漏れてしまったお部屋をお片付けした後の清掃・消臭作業も専門的に承っております。

引っ越しシーズンに伴い、廃棄業者さんの予定も埋まってきつつあるようですので、ゴミ屋敷灯油漏れでお悩みの方はお早めにご連絡頂けると幸いです。

近郊(江別市、岩見沢市、石狩市、小樽市、北広島市、恵庭市、千歳市など道央圏)はお見積りは無料です。
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