こんにちは、北海道 特殊清掃.ASIAの久保田です。
以前、<リライブル遺品整理>のブログにて”手作りバイオ消臭剤”について書かせて頂いたことがありましたが、今回は”ミカンの皮を使った手作り洗剤”を作ってみたのでこちらについて書いていきたいと思います。
申し遅れてしまったのですが、<リライブル遺品整理>のブログについては今年から弊社の岸野部長が担当することになりました。
岸野部長はこの道10年以上のベテランということで知識や経験がとても豊富なので、お時間のある方はこちらのブログもチェックしていただけると幸いです。
ミカンの皮で手作り洗剤
手作り洗剤・・・と格好良く言ってみましたが、作り方自体はなにも難しいことはなくミカンの皮をお湯で煮詰めたものになります。
「そんなの前から知ってるよ!」という方も温かく見守っていただけると有難いです。
これは家庭でも作れる洗剤として昔から有名ですが、実際に使った経験はなかったのでどんなものができるのか実験ついでに作ってみました。
こびり付いた油汚れにはまだ試していないですが、スプレー容器に入れて使用すれば日常清掃程度の汚れであれば綺麗に落とすことが出来ました。
ご家庭の清掃で重曹やクエン酸を使用する方も多いと思うのですが、これらの粉末を溶かす際に使用する水をミカン液に置き換えるとさらに高い洗浄効果が望めそうです。
今時期はミカンが美味しい季節ということでスーパーなんかでも沢山ミカンが並んでいます。
私は1人暮らしなのですが、今シーズンに入ってすでに3箱目に突入してしまったくらいミカンが好きです(食べ過ぎて指先が黄色くなっています汗)。
お子さんのいるご家庭では特に沢山ミカンを消費すると思うのでミカンの皮が大量に出ると思うのですが、ミカンの皮は洗剤以外にも沢山活用法があります。
ミカンの皮の活用法
・消臭効果がある
~乾燥させたミカンの皮には消臭効果があるのでネットのようなものに入れて靴箱等に入れておくと消臭効果が期待できます。
湿気と一緒に臭気成分を吸着してくれます。
・入浴剤にも
~乾燥させた皮を浴槽に浮かべることで入浴剤としても使用でき、柑橘系の香りによるリラックス効果とカラダを温める効果が期待できます。
肌の弱い方は入れ過ぎてしまうとピリピリするそうなのでお気を付けください。
・肥料にも
~乾燥させたものは肥料にも使用できます。生の皮でも効果はあるそうなのですが、水分が原因でカビが生えてしまうこともあるそうなので乾燥させるのが確実かと思います。
ミカンの皮には果実の数倍の栄養成分があると言われ、ビタミンCやクエン酸が多く含まれているのも有名です。
皮部分に含まれるリモネンという成分は天然の溶剤としての効果もあり、機械の洗浄や発泡スチロールを溶かしてリサイクルするのにも利用されています。
ミカンの皮を折り曲げると目に染みる細かい飛沫が飛ぶのが確認できますが、あれがリモネンだそうです。
最近ではホームセンター等で取り扱われている油汚れ用洗剤でも”オレンジ成分配合”というものが沢山あり、シール剥がしの薬剤にも使用されています。
油汚れは酸性の汚れだからアルカリ性の洗剤で中和して落とすのが効果的!というのが一般的ですが、ミカンの成分は酸性よりにも関わらず油汚れを効果的に落とすことが出来るので不思議です。
機械の洗浄や油汚れを落とすのに灯油を使用したりするのと同じような理屈だとは思うのですが、果物に含まれている天然の成分がこんなにも多くの分野に利用されているのは面白いです。
私は教えて頂いたり、インターネット等で調べたりしてこのような情報を得ましたが、昔の方はインターネットの無い時代からミカンの皮の洗浄効果や消臭効果に気づいて利用していたわけですから本当に感心します。
最後に
2019年が始まり、特殊清掃のご相談についてはまだ出てきていないですが、家財整理のご相談については札幌市内以外からも少しずつ増えてきております。
「リライブルにお願いしたい!」ということでご指名下さる方も多いので本当に有難く感じております。
あともう少しすれば引っ越しシーズンということでお問合せが混み合うことが予想されるので、お悩みの方は早め早めにご相談頂けると幸いです。
昨年は家財整理以外にも、特殊清掃や消臭について沢山のことを学べた年になったのですが、それでもまだまだ勉強が必要なことばかりです。
今年も色々な現場で経験を積み、色々な薬剤を試し、新しい知識と技術を沢山身につけていこうと思います。
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