オゾン脱臭機の性能差による脱臭効果の違いは確かにある！ / 札幌特殊清掃灯油漏洩消臭、火災現場消臭、床下洗浄など保険対応可

こんにちは、特殊清掃.ASIAです。

土曜日に網走市へ向かいました。（衆院選は期日前投票をしておきました、それにしてもあの問題だらけの女性元防衛大臣が当選するとは思いませんでした・・・びっくり）

以前の当ブログでもご紹介した猫屋敷消臭の臭気強度の確認とご依頼者様とリフォームの再打合わせです。

臭気に関しては、初期に比べるとかなり落ちていますが、まだまだ引渡しレベルには達していない状態です。

しかし、「あんなに汚かったのがこんなに綺麗になるもんですね～、さすがプロです！」と嬉しいお言葉を頂きました。

リフォームを絡めることも考慮していますので、臭気に関しても美観に関しても全く違う状態になることは間違いありません。

建物自体は３０年以上前に建てられたものなのでお風呂や洗面所など設備は古いですし、間取り的にも和室を無くしたり、脱衣所を広くしたりと色々とご提案させて頂きました。

正式な見積書を提出して、GOサインが出れば着工となりますが、作業は恐らく冬季間になると思います。

リフォームはいいのですが、消臭のことに関して言うと気温が低いままで引き渡しをすると再度「クサい」ということも想定されるので9割リフォームは終了させ、その後消臭、仕上げ清掃は春先の温かい時期にと考えております。

移動に関しても夏道でも4時間以上かかりますから冬道になるともっとかかることが予想されます。

ご依頼者様も現在別のところに住んでいるので急いでいないということでしたのでお言葉に甘えて長いお付き合いとなりそうです。

網走監獄

今回は作業がメインではなかったので、せっかく遠方に行くので家族も伴って行きました。

土曜日に1泊して、日曜日に網走監獄に行きました。

10年くらい前に一度来たことはあったのですが、子どもを連れてくるのは初めてです。

結構、施設内の資料館が変わっていて時代の流れを感じてしまいます・・・。

「ゴールデンカムイ」という漫画をご存知でしょうか？（アニメ化することも決定しましたが内容が内容だけに大丈夫なのか心配です）

あの漫画は明治時代の北海道が舞台となっており網走監獄の話がちょくちょく出ます。

長男（小6）もゴールデンカムイがきっかけで興味をもったようなので見学に行きました。

ゴールデンカムイの人気キャラ（？）、「白石由竹」のモデルになった脱獄王「白鳥由栄」や「五寸釘寅吉」なども居ます。

明治期、ロシアからの侵略を防ぐためにも北海道の開拓は急務でした。

まず”道路”がないと何も始まりません。
人の往来、物資、兵器の輸送などあらゆる面で必要なものです。

ですから、”囚人”（殺人犯などとは別に思想犯、政治犯、軍事犯など反政府思想の方も含まれる）と言われる約2000名に原野や森、山を切り崩したりして突貫工事で道路を造らせました。

突貫工事は無茶な工程ですから当然事故、怪我人、死者が出ます。

今でいう「ブラック企業」、「過労死問題」なんて目じゃない過酷さです。

（確かに会社も悪いかもしれませんが、現代人は特に軟弱と言われても仕方ない気がします。
仕事が人生の全てではないのですから、嫌なら辞める自由があります。
それが無い時代ならいざ知らず、過労死（自殺）というのはどうなのかと思います。）

だからと言って弊社がブラック企業賛歌かと言うとその逆でめちゃくちゃホワイト企業だと自負しております。

労働時間は比較的短いですし、休日もきちんとあります。

無茶なノルマや無駄な会議などもありません。

少し話がズレましたが、恐らく現代人が同じことをやれと言われても無理だと思います。

本当に北海道の広大な原野を”人力”で開拓していった先人達には頭が下がります。

今現在でも山、山、山という感じなのにショベルやダンプなどの重機がない時代によく道路を作ったと尊敬します。
北海道の発展は彼らの犠牲なしでは行えていませんでした・・・。

こういったことに感謝して、記憶、記録に残していくことは大切なことだと思います。

「仕事が無い（条件を選ばなければたくさんある！）」とか、「自分に合う仕事がない（出来ない奴ほどいうセリフ！）」とか、「不景気だ（株価を見ても景気は悪くないです！）」とか、「未来が見えない（何の努力もしないで言うな！）」だとか訳の分からないことを言う前に現代がいかに恵まれている時代か再認識するためにもこういった歴史的施設に行き再考して頂きたいと思います。

網走の冬は-30℃も珍しくなく、ストーブをつけた監獄の中でも－7℃とかだったそうです。

昔は建築技術も暖房設備も衣類も粗末な状態ですから、夜も寒くて眠れず、昼は労働で疲れて・・・

それを想像するだけでも恐ろしいです。