北海道 特殊清掃.ASIAの久保田です。
12月ということで年末が近づいてきましたが、有難いことに札幌市内のどこかで何かしらの消臭をさせていただいております。
ニオイというのは、寒い時期よりも暖かい時期の方が分かりやすいのですが、今時期になっても死臭や灯油臭などによる異臭騒ぎがあることもあります。
↑ 上の写真で私が着用しているマスクは、リライブルで最近導入された面体付きの防塵・防毒マスクになります。
マスクとゴーグルが一体となっているので隙間が無く、声帯弁が付いているので声も通りやすくとても便利です。
今回は特殊清掃で使用させていただきましたが、完全防護されていることはもちろん、今まで悩みの1つだった曇りが抑えられているのでストレス無く施工を終えることができました。
夏場の消臭作業でも曇りなく使えるか試すのが楽しみです。
オゾンの消臭力は?オゾン濃度は?
【オゾンは消臭に効果的!】ということで特殊清掃業界でもとてもメジャーなものになりましたが、「オゾンを使えば誰でも匂いが取れる」というものでもないので、消臭業者には科学的な知識と経験が必要になると思います。
・各ニオイに対して何ppmのオゾンを発生させれば良いのか?
・時間はどれくらい必要なのか?
・危険はないのか?
・オゾンと併用する薬剤は何が最適なのか?
・室温は?湿度は?天気は?
かくいう私も、オゾンという物質を100%使いこなせているのか?と言われると、使いこなせていない部分も多いと思うので、色々な現場で様々なニオイに対して使用し、室温や湿度・下の写真にあるようなオゾン濃度検知管でオゾン濃度を計測しながら情報収集を行なっております。
↓ オゾン濃度検知管
上の写真は、その空間のオゾン濃度(0〜6ppm)を知ることができる検知管です。
【ppm】というのは100万分のいくつかを示す値で、オゾン濃度1ppmは空間内のオゾンは0.0001%ということになります。
オゾン脱臭機を販売している会社さんでも、「◯◯のニオイはオゾン脱臭機5分くらい回せば無くなりますよ!」
「◯◯のニオイは強いので30分くらい・・・」というように、【オゾン濃度】について意外に曖昧な部分も多く、だからこそ情報の蓄積が必要になります。
オゾン発生量(1時間あたりの) ÷ 体積 ÷ 2.14・・・難しそうな計算も必要になりますが、続けていると公式と実数値の大体の誤差が分かってきたり、濃度による見た目の変化も観察できるので地味に見えて意外に面白いです。
オゾンは危険?危険じゃない?
オゾンは正しい濃度で使用する場合、換気を行うことで酸素に戻るので残存性がありません。
私達が消臭に使用する際も、オゾンが無くなったことを確認して臭気を確認したりなんだりして初めて施工完了になるので、ご依頼者様がオゾンに暴露することはありません。
なので正しく使用すれば危険ではないのですが、オゾンという物質自体は高濃度になると有毒です。
私達も普段からオゾンを使用しますが、換気を行う際は専用のマスクを着用して防護します。
※50ppmのオゾン濃度では、人間に危険が及ぶと言われております。
中にはハイスペックオゾン脱臭器を数台使用して超高濃度(何百ppm?何千ppm?)にする会社さんもあるそうで、「どんな状態になるのか?どうやって安全管理しているのか?」個人的に1度拝見してみたいです。
最近では、一般の方でも簡単に高濃度オゾン発生器が手に入るようになりましたが、一般の方でオゾンの危険性や家財品に対するリスクまで理解している方は少ないと思うので事故やクレームなどがないのか気になります。
おわりに
本日は消臭にも使われるオゾンについて書かせていただきました。
2019年はまだ終わったわけではないですが、今年は灯油の消臭や死臭の消臭などが多かった反面、犬や猫のニオイと言ったペット臭やペットのオシッコ臭の消臭になどが少なかった印象なので、「ネコのニオイを消したい!犬のニオイを消したい!」という意欲が増しています笑
リライブルでは、ネコ部屋やペットの多頭飼育崩壊、長期間放置されていたペット部屋など、リフォームが必要になるような消臭も対応可能です。
札幌市近郊(江別市、岩見沢市、石狩市、小樽市、北広島市、恵庭市、千歳市など道央圏)はお見積りは無料です。
灯油漏れに伴う消臭やペットのニオイ(灯油臭、ボヤ、ゴミ部屋、糞尿臭)、ゴミを溜め込んでしまったお部屋のお片付け全般に関わることでお悩みの方は気兼ねなく下記までご連絡ください。
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