こんにちは、特殊清掃.ASIAです。

今日は特殊清掃の一連の模様をUPします。

殆どの箇所が汚れていましたので時間がかかりましたが特殊清掃の流れがよくわかる現場でした。

作業の流れは大きく3段階で行います。

①壁紙、パンチカーペット剥がし(前回UP済み)
②台所、換気扇、ガラス窓、風呂、洗面所、トイレ、床、玄関、建具一式の清掃
③消臭作業
となります。

まずは台所作業前です。

全体的に黄ばんでいる状態です。
ゴミ部屋 台所清掃前
マジックリンを吹きかけたところですが、汚れ具合が良くわかりますね。
汚部屋 台所 清掃中

当社は業務用洗剤や専門の薬剤を使用することもございますが、スタッフの安全面、家財道具の素材保護を考慮してなるべく家庭用洗剤を使用するように心がけております。

清掃会社に勤務していたので業務用洗剤を使用したことは当然ございますし、強力な洗剤は使い方を誤るとクレームの対象にもなりかねませんので細心の注意が必要です。

また海外製の特殊洗剤は臭いがキツく(あまり安全性が考えられていないのか?)個人的に作業中に気分が悪くなることがあったので殆ど使用しません。

汚部屋 台所 清掃後

白さを取り戻し清潔な台所が復活しました。

さて、お次はシンクの作業前です。
何か得体の知れない物体に侵されて真っ黒&異臭が・・・。
汚部屋 シンク清掃前

シンク作業後です。
ステンレスなので磨けば光るようになります。
清掃は”光る素材の物は光らせる”ことが重要です。
汚部屋 台所 清掃後
普通に使用できるレベルになりました。
まぁ、これは特別難しい作業ではありませんが防臭マスク無しだとキツイかもしれません。

当然ですが、換気扇も綺麗にしております。

次にお風呂です。
作業前ですが、かなり汚れています・・・。

バスタブの色が違うところは当初塗装の剥がれかと思ったのですが・・・
汚部屋 バスタブ清掃前
作業後です。なんとか綺麗になりましたよ♪
汚部屋 風呂 掃除後
洗い場も髪の毛やらごみやらで真っ黒でしたが綺麗に磨きました。

作業前の洗面台も同様に汚れていますし、配管が詰まって流れませんでした。
これまた市販のパイプクリーナーを使用しました。

それでも取れない場合は「苛性ソーダ」を使用しますが危険な薬剤なので最終手段として使用します。
汚部屋 洗面所 清掃前
作業後です。
大抵の陶器は白くなりますのでご安心下さい。
汚部屋 洗面所 清掃後

最後に問題のトイレです・・・。

あまり綺麗な写真ではないので苦手な方はここでやめてください。

真っ黒です・・・。

直視するのは危険です・・・。

中心部はボカしていますが・・・。

かなり汚いトイレ
やはりトレイが汚いと孤独死してしまうのか、孤独死する方はトイレが汚いのか・・・
いずれにしてもなぜか汚物がテンコ盛りです。
まずは汚物を取りのかねばなりません!!!
一般の方にはこの作業が一番の難所でしょう(笑)
よく他人から「よくこんなの平気ですねぇ(汗)」と言われることもありますが、
我々は「やる気スイッチ」を入れて頑張っています!

「絶対に綺麗にして依頼者に喜んで頂く!」
「俺がやらずに誰がやる!?」
という”使命感”を持ってやらないととてもじゃないですが、出来ません。

ですから綺麗になって喜んで頂けると報われますね。
これが我々の”やりがい”に繋がります。

今回はしばらくの間放置していたことと冬のせいか、完全に詰まっていました。
おそらく、配管の奥で汚物が凍ってしまったせいではないかと思います。
このつまり除去に時間を費やしてしまいました。
水さえ流れてしまえば後はサンポール大量ぶっかけ大作戦で綺麗になります。
蓋や便座、ねじなど外せるパーツは全て外して各自綺麗にしました。

少しでも汚物が付着しているとクサい臭いの元になりますのでここは丁寧に掃除します。

汚部屋 トイレ掃除 清掃後
ピッかピカになりました!
こうなると気分が良いですね~。
自分たちもトイレ掃除は毎回、スタッフ同士で自画自賛です。

詰まりはありましたが、尿石が付着していない分が幸いしました。
尿石がなかなか取れない場合も薬剤を使用して清掃しますが、これまたしつこい汚れは時間がかかります。

写真では作業前と作業後の写真なので簡単に思えるかもしれませんが、匂いや触感など写真だけではわからない苦労がありますので、こういった作業は慣れているか慣れていないかで作業時間がかなり違ってきます。

窓ガラスの清掃しましたが、風景が映っていて場所が特定されるとご迷惑がかかるので掲載しませんが、窓ガラスも面積が広いので視覚的に重要な清掃箇所です。
最後の仕上げに「消臭作業」です。

消臭剤&除菌剤をフォグマスターという機械を使用し、細かい粒子を噴出しています。

※カメラ目線なのは気にしないで下さい。

除菌剤散布中

黄色い機械がオゾン脱臭機、オレンジの機械が強力な排送風機です。
OST(オゾンショックトリートメント法)という手法で消臭致します。
北海道の冬の消臭 
北海道の冬はマイナスの気温なので消臭作業をする際に部屋を暖めないときちんと消臭が行われません。

寒いとクサい臭いもそれほどしませんので敢えて気温を上げて臭気を出します。

ですから暖気をとるための灯油ストーブではないのです。
(逆に作業中は真剣なので寒さを感じず場合によっては暑い位です。)

これで最後は壁紙とパンチカーペットを張り替えれば完全リフォーム完了となります。

今回は長くなりましたが、このブログ掲載にご協力頂きましたA社ご担当者F様には感謝申し上げます。
ありがとうございました。
(※当初、ブログ掲載に関して×でしたが、ご依頼をして頂いたきっかけは当社ブログを見たことだったので掲載許可を頂きました。こういった作業の情報が少ないので躊躇されている方の後押しになれば幸いです。掲載を希望しない方も当然いらっしゃいますのでブログ掲載は強制ではありません。)

・ゴミ屋敷や孤独死現場など素人では手におえないレベルの清掃。

・通常の清掃会社もお手上げの壮絶事件現場。

・あまりの汚さにトイレの交換業者から「先に綺麗に清掃をしておいてくれ!(怒)」と言われた現場など

お困りの際は是非当社までご相談下さい。
0120-669-920