こんにちは、特殊清掃.ASIAです。
今日は前回(10/16)も掲載した恵庭市の孤独死現場の片付けと清掃、消臭作業でした。
今日の一日の流れとしては、
●不要品の撤去→消臭→清掃→清掃→依頼者立会・引渡しとなります。
ごみの分別を透明なゴミ袋に可燃ゴミ、本・紙、ガラス、陶器、瓶、缶、ペットボトル、金属、プラスチック、大型家具、小型家電、リサイクル家電などに仕分けをしながら部屋からの搬出を行います。
ご遺族の方も一度お部屋を見られて貴重品らしき物は持っていかれてようですが、状態が状態でしたので通帳や現金などが出てきた場合は保管するように言われていましたので捜索しながらの作業です。
結果として、3行の通帳や現金、キャッシュカード、テレホンカード、卒業アルバムなどを管理会社様に提出しました。
管理会社担当者様からご遺族にお渡しされることと思います。
ちょっと汚れているお部屋ですね・・・。
地方自治体によっては分別方法・廃棄方法は違いますので、確認が必要です。
分別が細かい地区とそうでない地区がありますので、細かい地区にお住まいのゴミ屋敷住人はそれだけご自身で片付けを行うのは大変です。
ゴミ部屋状態でしたので、4名で作業しましたがこういった現場は慣れているので問題なしです!
不要品が無くなってきて、じゅうたんをはぐとフローリングが傷んでいました。ここまで床も剥がれると清掃ではなくリフォームの分野です。
部屋の中の物が無くなって掃除機かけのあとは、一度消臭を行います。
因みに、下の写真の銀色の消臭剤噴霧器(フォグマスター)は12万円ほどです。
全国的に見ても有名どころの特殊清掃専門会社は大体はこの機械を使用しています。
逆の言い方をするとそれほど特殊清掃経験がない会社ではそこまで機材にお金をかけないのでホームセンターで購入出来る安い噴霧器(プラスチック製の3千円~8千円位のもの)を使用しています。
この機械が何故多くの特殊清掃会社で使用されているかは、消臭剤の粒子を細く、まさしく霧のような粒子で噴霧できるからです。
市販の噴霧器では水の粒子が大きく、壁紙がびちょびちょになってしまい、素材に浸透していかないのです。
水の粒子を細かく噴出できる方が消臭作業において効率的なことは言うまでもありません。
その後、清掃です。
今回はリフォームをする予定なので完璧に清掃を行わない契約でしたので、リフォーム業社が入室際に問題ないようなレベルまでの清掃です。
床も剥がれていたりしているので張替えですし、壁紙も20年以上住んでいたようなので張替えとなります。
清掃するよりも早いですし安く済みます。
台所も全部交換となる予定ですから、表面の大きな汚れをとって終了です。
ただ、換気扇周りは油汚れに死臭が付着しているのでけっこう独特な臭いがします。
今回も遺品整理士認定協会様の教育用DVD撮影があったので作業前と作業後の写真を撮り忘れてしまいましたので掲載しませんが、ある程度は綺麗にして引渡しをしたいと思っています。
また、前回掃除したトイレも便器が撤去されている状態ですが、臭いがまだするので、なるべく拡散しないように養生をしておきました。
気休めではありますが、何もしないよりは他の空間に臭いが広がらないようにしておきます。
今回、亡くなられた方は30歳代男性と聞いていましたが、若くても孤独死の恐れがある時代です。
孤独死は高齢者だけの問題ではありません。
いつ自分が亡くなったとしても悔いの無い人生を送りたいと常に考えます。
お部屋が汚れている方はお片付けをしておきましょう。
孤独死現場、ゴミ屋敷などの片付け、消臭、清掃は下記フリーダイヤルまでご相談下さい。
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