遺品整理について
遺品整理業という言葉や職種というのはまだ確立されて歴史が浅い職業の一つです。
もともとは、便利屋さんや何でも屋さんが困っている遺族からのご依頼で遺品整理(当初は不用品処分の延長)をはじめたようです。
遺品整理というものは元来、親戚や自分の子供たちが行っていたのですが、
ゴミの分別方法が分からない、ゴミの収集日に不在がち、
廃棄方法が分からない【埋め立て工場に持ち込むのか清掃工場に持ち込むのか?粗大ごみに出すのか?手配が面倒・・・。】
人手不足【大きいタンスや冷蔵庫を運べない、階段作業が大変、一人しかいなくて無理・・・】
仕事をしていて時間が無い、遠方に住んでいて頻繁に作業出来ない。
物が多過ぎてどこから手を付けていいいのか分からないなどの理由で外部委託される方が多くなりました。
そのうち、
お焚き上げは出来るの?
リサイクル家電は捨ててもらえるの?
買取は行っているの?
不用品処分後の清掃はしてくれますか?
貴重品を宅急便で送ってもらえますか?
などご遺族の希望を叶えていくうちに遺品整理業として確立してきたようです。
全国的にも有名な遺品整理専門業社のキーパーズがこの業界のパイオニアと言われております。
また遺品整理士という資格を発行している一般社団法人遺品整理士認定協会の存在も忘れてはなりません。
遺品整理と廃棄物は切っても切れないですが、違法行為を行っている業者も多々あります。
ところが、この違法業者自体も自分が違法行為をしているという自覚すらなく、無知を晒しているのではないかと思えるフシも感じられます。
「遺品整理をやります!」といえば遺品整理士の資格を持っていなくても出来ます。
但し、正しい知識と礼節をもって遺品整理を行える業社は数少ないと言えるでしょう。