火災現場の消臭について
全焼や半焼してしまった場合は『家屋解体』(解体提携業者あり)をするしか方法がございませんが、一部損傷やボヤによるススの臭いの消臭作業が多くなっています。
※火災臭の成分は以下のように多岐にわたりますがわかりやすく「ススの臭い」とします。
フルフリルアルデヒド、プロピオンアルデヒド、n-ブチルアルデヒド、n-バレルアルデヒド、トルエン、ペンタン、プロパン、ベンゼン、1-ペンテン、塩化水素、ヘキサン、イソペンタン・・・
これらの成分は自然分解がなかなか進まないため、放置しておくだけだと2~3年間は消えないと言われております。
今までの消臭方法は換気する以外に、家庭用の芳香剤などを使用して別の臭いで誤魔化す『マスキング法』といわれる手法が多かったようですが、これだと臭いの源を絶っていないので根本的な解決にならず、その芳香剤とススの臭いが混ざって別の臭いに苦しめられる要因ともなりました。
また、空気清浄器を使用して対応している方も多いですが、フィルターに付着したススを毎日こまめに洗わないといけませんし、”消臭”という意味では効果を期待できないでしょう。
ススの除去は専用の洗剤を使用したり、空気の通り道である換気口などの清掃も必要で消臭作業のみで臭いを取り除くことは出来ません。
人体に有害な化学物質が含まれることも多いのでプロにお任せいただく方がより早い解決策ともなります。
ケレン作業などを行った後にオゾンショックトリートメント法(OST法)による消臭作業を行うことでかなり臭いの減退に貢献することが出来ます。
写真はスケルトン状態にした火災現場あとの消臭作業の模様です。
ブログにも火災現場の消臭について記載していますので併せてご覧ください。
また、衣服など布や紙製品についたススの臭いは洗濯やふき取りだけではなかなか取りきれません。
先にOST法で消臭することにより、その後の洗浄で無臭に近くすることも可能です。
ボヤなどが発生してしまいスス臭でお困りの方はまずはご相談下さい。