こんにちは、特殊清掃.ASIAです。

ここ最近は本体のリライブル㈱のブログ更新の方が多く、当サイトでブログ更新をしていませんでした。
楽しみに(?)していた方、大変申し訳ありませんでした。

10月8日の北海道新聞に猫の多頭飼育崩壊の記事が掲載されていました。

【※北海道新聞様 掲載不可の場合ご連絡下さい。削除致します】

弊社でも月に1件~3件くらいの割合で猫のおしっこの臭いや部屋全体、家全体の清掃・消臭を依頼されることがあります。

現在でも札幌市北区の一軒家の猫屋敷の特殊清掃を継続しておりますし、今週は網走市に出張で清掃する予定です。

このような多頭飼育の特殊清掃も今後増えることが予想されます。

近隣の方から「臭い!!」という苦情が来てしまうこともありますので個人だけの問題ではなく、社会問題となりつつあります。

動物のニオイは消えにくい

猫部屋の特殊清掃は臭いを減らせるのに時間がかかることが多く、数回~数十回訪問することが多いです。

弊社の保有している高性能オゾン脱臭機でもオゾンと尿臭は反応しにくいので即効性が低く、バイオ系の消臭剤を何種類か使用しながらなので時間がかかります。

換気も必要ですので訪問回数は増えます。

そして、ケレン・研磨したり、防臭剤を塗布してコーティングしたりと工程が多くなります。

清掃道具なども臭くなってしまうため使い捨てが基本になりますし、猫の毛が舞ったりするので目が痒くなったりくしゃみが止まらなかったり「猫アレルギー」の作業員は絶対に入れないです。

ご依頼者が猫アレルギーの場合も多いです。

そのため料金的にも割高にならざるを得ません。

過去のブログでも掲載しておりますが多頭飼育で家中が酷いことになっているお宅も見てきました。

多くの方はそうではないのですが、一部の無責任な方がいるせいで愛好家が白い目で見られてしまいます。

猫などのペットには責任はありません、全て飼い主の責任です!

社会問題が絡み合うことも多い

弊社では特殊清掃業を行っており、これらは社会問題を解決する仕事です。

今回の猫多頭飼育に絡まってごみ屋敷化、そして住人の認知症による施設入居のための生前整理という3つの事柄が含まれることもあります。

更に上記に+して孤独死問題が絡む場合もあります

①猫をツガイで飼っていたが去勢手術などはしていない

②高齢化と一人暮らしで認知症がすすむ

③知らない間にあれよあれよと猫の子どもが増える

④数が多いので世話が出来ない

⑤部屋が荒れる、ごみ屋敷化する(親族が気付いて施設入居させる場合は生前整理を行う)

⑥生活環境が悪化・・・最悪、飼い主と猫の孤独死現場

こうなると借家の場合は原状回復には必ずリフォームが絡みますので数百万円となることが多いです。

大抵は木部分やボードなどあらゆるところが引っ掻きキズがあり、猫のマーキングであらゆるところに臭いが浸透しているので交換は必須となります・・・。

また、部屋を片付けるに際し、猫がまだいる場合はもっと大変です。

最近は行政も動物愛護管理法で努力義務として殺処分0を掲げているところも増え、保健所が対応してくれない場合も多いと聞きます。

犬の飼育については狂犬病予防法に基づいて、市町村への登録が義務付けられるが、猫に登録義務が無いというのも如何なものと思います。

最終的に愛護団体に依頼することになるのですが、寄付や善意で運営していますので完全にボランティアという状態になっていない団体が多いようです。

これらの団体にも負担がのしかかります。

行政としても社会問題なので公的資金の導入などしたいところでしょうが、飼っていない人と飼っている人で不公平感が出ますし、税金投入してこれらの問題を解決するにはまだまだ法整備に時間がかかりそうです。

当たり前ですが猫の頭数が多ければ多いほど費用がかかります。

避妊手術代、日々のエサ代、猫砂などの排泄物処理代などでお金がかかります。

数十万円は軽く飛んでいきます・・・。

引き取り手がすぐにつくような可愛い猫だといいのですが、好みがありますし、多頭飼育(放置された)猫は性格も歪んでしまいますのでしばらく人間への不信感を拭うには時間がかかってしまうようです。

お金と責任感のないやつはペットを飼う資格はない!

これは昔から思います。

気軽にペットショップで買えてしまう日本の状況にも問題があります。

例えば購入の前に、所得が一定以上ありきちんと税金を納めているとか、給料明細など年収を証明する書類を提示するとか許可制や資格制にならないかと考えています。

ヨーロッパのようにペット税として課税するなども必要かと思います。
(まぁペット産業がここまで巨大化しているので絶対無理でしょうけど)

特に生活保護の人が”癒し”を求めて飼うということもありますが、自分の世話も出来ない人間がペットを飼って自尊心を保っているのか知らないが、それはダメでしょうと思います。

なんか日本人も頻繁に癒しとか求めますが・・・弱い民族になったなぁと思っちゃいます。

ペットは「生き物」で愛玩道具ではありません。

むしろ「生き物」というよりは簡単に手に入る「商品」とみてしまう現代社会の恐ろしさも感じます。

食事をすれば、排泄もする。部屋に閉じ込めていたらストレスも溜まる・・・。

きちんと世話をしないと虐待です。

傷つき、怯え、不衛生な現場に住まわされている本当にかわいそうなペットちゃん達を見てきました。

そのたびに飼い主への憤りを覚えます!!

そしてこういった案件の依頼者は本人であることより、親族や管理会社などと第三者からの依頼の方が圧倒的に多いです。

本人は気にしていないのか、頭が悪すぎるのか問題をわかっていないことが多いです・・・。

また問題をわかっていながらどうしていいのかわからないという人が多いです。

本当に悩んでいる方もいるのでしょうが、大抵は何らかの外的圧力がないと動きません。

厳しいようですが、「ダメ人間」がペットを飼ってはいけません。

「いや、そんなことは無い!ダメ人間だとしてもペットは必要だ!」という人もいるかもしれませんがそれならそのダメ人間の管理・教育・指導もして頂きたいと思います。

「そんなこと無理に決まっている」というなら簡単に同意しないで頂きたいと思います。

現場の悲惨さを知るが故に厳しいことを書かざるを得ない

「なんて心無いことを堂々と記載している会社だ!?」と思うかもしれません。

「上っ面だけ同情して、それらしいこと書いて依頼受ければいいのにバカな会社だ」と思う方もいるかもしれません。

でも、最終的に片づけるのは誰ですか?

そのお金を出すのは誰ですか?

愛護団体の方達の苦しみは如何ほどか?

多頭飼育崩壊現場は悲惨です・・・。

猫屋敷状態になると住人一人だけでは絶対に綺麗には出来ません。

専門の道具と人手が必要となります。

そして一日、二日では終わりません。(臭い戻りも問わず、簡易的な作業なら出来ますがそんなに簡単ではないです)
長期戦を覚悟して頂く必要があります。

そして費用は数十万円~数百万円は覚悟してください。

高額な特殊清掃が必要とならないように日頃からペットの世話をすることでそんな必要はなくなります。

いいですか?

日頃のお世話を欠かさないでください。

どうかお願い致します。

猫部屋、猫屋敷、多頭飼育崩壊の家の清掃、消臭、リフォームなどの現状回復に関してはまずはお電話、メールにてご相談下さい。

北海道ではこれらの問題に対応出来る特殊清掃会社は少ないのでよく企業研究をして頂きたいと思います。

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