最近はゴミ屋敷やゴミ部屋状態になってしまったお部屋の清掃やお片付けのお問い合わせが増えてきており、少し前まで続いていた特殊清掃のお問い合わせシーズンが終わりかな？というような状況になってきました。
とはいえ、まだまだ暖かい気温は続いておりますので、ゴミ屋敷やゴミ部屋状態になってしまうと生ゴミ等のニオイに寄せられてハエ等の虫が集まってくるということは変わらないです。
特殊清掃を行なっていると、たとえ小蝿であろうとどういう時に集まってくるのか？ということを普段の生活から気になるようになります。
私の住んでいるお部屋でも、ゴミ袋のゴミが少し臭ってきたかな？と感じるようになると、どこからともなく小さな羽虫が侵入して来ることがあります。
通常の生活空間であれば、ニオイの原因となっているゴミ袋を処理して虫を追い出せば再発生するということはありませんが、生ゴミなど虫にとって餌となるものがある場合には爆発的に増えてしまいます。
ウジ虫はこんな所にも入りこむ
ウジ虫 蛹（サナギ）抜け殻
孤独死や自殺が起きてしまったお部屋では、発見されるまでの日数や季節によっても変わりますが、強力な腐敗臭に引き寄せられたハエ・ウジ虫等の虫が大発生してしまうケースがあります。
↑ちなみに上のお写真の黒い点々がサナギ状態のウジ虫とその抜け殻になります。
ウジ虫の状態だと白いイモムシのような姿ですが、成虫(ハエ)になる為のサナギ状態になる際に黒い粒状になります。
孤独死や自殺の現場では、絨毯の上の家具や衣類を持ち上げてみると沢山いる場合もありますし、絨毯の下・布団のシーツの中で大発生する場合もあります。
※イメージしやすいように【大発生】という表現をしておりますが、ハエやウジは何もない所から発生するということはなく、ハエが腐敗した食べ物等にウジ・卵を産みつけることによって発生します。
腐敗した肉等を食べながら室内を這い回りますので、這いまわる際に汚染箇所を拡大していきます。
私達が想像も出来ないような僅かな隙間も通ることができるらしく、「どうやってそんな所に入ったの？」というような場所に潜り込んでいることも多いので驚かされます。
隙間に入り込んだウジ・蛹
↑ こちらは旭川市方面のとある町にて行わせていただきました孤独死現場のリビング床面の写真になります。
敷き詰めのカーペットを剥がしたばかりの状態で撮影させていただいたのですが、実はこんな所にもサナギ状態となったウジ虫が隠れています。
皆さんは見つけられましたでしょうか？
より分かりやすいように近くで撮影したものが下の写真になります。
木材の隙間から見えるハエのサナギ
約5ミリほどの隙間に入り込んだ複数のサナギが見えています。
敷き詰めのカーペットには、カーペットといえど目に見えるような隙間は無かったのですが、実際に剥がしてみるとこのようにウジ虫が入り込んでいることが多いです。
壁紙の床に面する部分にある巾木(はばき)という建材を剥がした場合にも、目に見えるような隙間が無いにもかかわらず、同じように入り込んでいることが多いです。
ご遺体や腐敗した肉・体液の中から出てきたウジ虫が室内を這い回り、実際に上の写真のような場所まで到達していますので、目には見えなくても通り道には少なからずニオイの原因が付着してしまいます。
死臭や腐敗臭の消臭で目に見える体液汚染等を洗浄・除去したにも関わらず、何故かニオイが消えない・・・という場合には、壁や床に付着した目に見えない汚染があると考えた方が良いかと思います。
個人的には、成虫となったハエも同じように汚染を広げる可能性が高いと考えております。
壁や窓に付着している黒い点々
複数の黒い点々の正体は？
孤独死現場や自殺現場に限らず、ハエが大量に発生してしまったお部屋の室内の壁・天井・窓・家財品などの表面には上の写真にもあるように黒い(茶色？)点々が無数に付着しております。
ハエが大量発生したお部屋に入る事がある・・・という方は一般的に少ないと思いますので、このような光景を見た事がある方も少ないかもしれないですが、初めて見る方はこの点々が何なのか？分からない方も多いかと思います。
ハエが大量発生したお部屋・・・ということで想像出来た方もいると思いますが、実はこの黒い点々はハエの糞です。
ゴミ部屋・ゴミ屋敷、生ゴミを溜め込んでしまったお部屋、ペットの多島飼育崩壊現場、孤独死や自殺に伴う腐乱現場など、ハエが大量発生してしまったお部屋では、ハエが止まることの出来るありとあらゆる物の表面にこのような糞が付着します。
ニオイの原因となる腐肉や腐敗液といった腐敗物をたっぷり食べて排出された糞になりますので、少なからずこれらの糞にも嫌なニオイがあります。
実際に洗剤を吹きかけて見ると、不快なニオイがもわぁ〜と漂ってきます。
虫が大量発生したお部屋の特殊清掃・消臭の際には、発生した虫が汚染箇所をどのように広げているか？ということもイメージしながら施工する事が大切です。
終わりに
本日のブログ内容は、ハエやウジ虫、ハエの糞など、苦手な方(得意な方はいない？)にとっては少し不快な内容となってしまいましたが、質の高い特殊清掃・消臭を行う上ではとても大切な事なので書かせていただきました。
北海道も少しずつ気温が下がってきて涼しくなり始めておりますが、条件が揃えばまだまだ虫が大量発生してしまう可能性があります。
清潔な空間で生活していれば中々経験する事は無いかと思いますが、お困りの際には気兼ねなくご相談頂けると幸いです。
札幌市近郊（江別市、岩見沢市、石狩市、小樽市、北広島市、恵庭市、千歳市など道央圏）はお見積りは無料です。
灯油漏れに伴う消臭やペットのニオイ（灯油臭、ボヤ、ゴミ部屋、糞尿臭）、ゴミを溜め込んでしまったお部屋のお片付け全般に関わることでお悩みの方は気兼ねなく下記までご連絡ください。
【運営会社】
社名に掲げる信頼される（Reliable）企業を目指す！
（スマホの場合は上記を押すと電話に繋がります）
・営業時間は９時〜１８時が基本ですが、ご依頼者様の都合に柔軟に対応させて頂きます。
・同様に土日祝日は作業はお休みですがお見積りには伺えます。
・メールや写真でのお見積もりも可能(消臭に関しては現地見積もり必須)です。
■業務内容
・汚部屋やゴミ部屋、ゴミ屋敷状態になってしまったお部屋のお片付けやハウスクリーニング
・特殊清掃
・火災やボヤが起きた際のスス臭の消臭・お片付け
・灯油漏れに伴う消臭、コンクリートに染みた灯油の洗浄・消臭
■対応地域
北海道全域で対応しております。
江別市や札幌市近郊は勿論のこと、釧路市や函館市、網走市、えりも町、帯広市、安平町、三笠市、岩見沢市、砂川市、旭川市、当麻町、白糠町、苫小牧市、千歳市、北広島市、小樽市、八雲町、長沼町、南幌町、夕張市、芦別市、新篠津村、月形町、石狩市、余市町、古平町、恵庭市、白老町、むかわ町、様似町、鷹栖町、幕別町、鹿追町、北見市等、多くの地域にて対応実績があり、地域ごとの一般廃棄物収集運搬許可業者様とも連携しております。
【注意点】
・少人数で運営しているため、２４時間事務所に電話番が常駐しているわけではなく転送電話にて対応しております。
・せっかくのお電話でも現場作業中ですぐに出られない場合に【非通知設定】だと折り返し電話がかけられない場合がございます。
・お時間をずらして再度電話して頂けると幸いです。
・営業時間外のお電話でもフリーダイヤルにて対応可能です。
・メールは簡易設定にしております。
・再度、詳しい内容をお伺いすることもありますが最低限の必要事項を記載の上、返信をお待ちください。
- 投稿タグ
- ウジ虫が潜り込む場所, ハエのサナギ, ハエの糞 ニオイ, 北海道の特殊清掃員, 特殊清掃 虫の大発生, 特殊清掃会社 北海道, 蛆 サナギ
