こんにちは、特殊清掃.ASIAです。

今日は午前中にいつも仲良くさせて頂いている北清企業さんからのご紹介で札幌市南区の特殊清掃のお見積りに伺い、今月末に作業をすることになりました。

同業他社様からのご相談、ご紹介も増えてまいりました。

少しずつですが、仲間の輪が大きくなると嬉しいものです。

特殊清掃、消臭について業務提携などのお話があれば是非ご連絡下さい。

午後からは同じく札幌市南区で灯油が漏れてしまった臭いの消臭作業に伺いました。

ご依頼者様の詳細は申せませんが、床の床揚げ工事の際にストーブに繋がる灯油ホースを業者さんがキズをつけてしまい、「なんか臭うなぁ」と思って床を剥いだところ、灯油がひたひたに漏れていたのがわかったそうです。

1月に床の工事をして最近見つかったので長い間をかけてじわじわ漏れていたようです。

下記の写真はご依頼者様から頂いた事故当時の写真ですが断熱材を通して床材が変色するほど浸透しているのがわかると思います。

完全消臭となると・・・

①床の洗浄
②コーティング
③空間のオゾン脱臭

となりますが、予算の関係上でまずは①床の洗浄だけで様子を見てみようとなりました。

床などの木の部分は交換可能ですが、下地のコンクリート部分は交換不可なのでここを重点的に行うことで臭気削減になるのではと考えました。

③は普段なら無料サービスでも実施するところなのですが、事務所が休日なし365日稼働で、もし人が居なくなって作業するとなると夕方から深夜にかけて行わなければならない。

パソコンなどの事務機器が多いので酸化力が強いオゾンは機械を劣化させる恐れがあり養生や移動に時間と手間がかかるので気楽には出来ないということで今回は実施する予定はありません。

床の洗浄

①給湯器が無かったので、持参した電気ポットでお湯をつくります。

②消臭剤は灯油は酸性なので、アルカリ性の物を使用します。これをエクストラクターの給水タンク側に入れます。
どんな消臭剤を使用したか気になりますか?
気になるというのは恐らく同業他社さんですよね?(なんでも公開するのはやめてみました)

③低温の水よりは暖かいお湯の方がニオイを取るには効果があります。
気になるところは重点的にスチームで温めながら臭気をあぶりだします。

④エクストラクターという消臭剤入りの水を出しながら、汚水を回収する機械を使用し床を洗います。
油と床の汚れが取れますので、じめっとしていた床の表面がさらっとなりました。

⑤床用の青い送風機(写真奥)を使用して乾燥させます。

⑥ヒビやくぼみがある箇所にはブロワーで水分を出します。

⑦完全に乾いたら空気の対流をとめて(窓やドアを閉める)臭気を確認します。
これを何度か繰り返します。

⑧今のところは臭いがしないので第一段階はOKとします。

こちらで働いている事務所の方達にも臭気の確認をしてもらいましたが、「毎日嗅いでいるので鼻がバカになっているのでわからない(笑)」とのことでした。

※ご予算があえば、先日Beクリーン加藤様から教えてもらった高性能高級コーティング剤(私が発見したわけではないので企業秘密です)を塗布しますが、今回はこれで様子をみます。

⑨数日後、確認して臭気戻りがないかを確認して床を戻します。(床を戻すのは別業者)

懸念されるのが長い期間をかけて臭いを発する物質が放置されていた場合、接していた部分とは別のところに匂い移りをしていることがあります。

例えば、壁紙や天井などにも付着している場合も十分考えられます。

まずはこれで作業が終了することを祈るばかりです。

弊社もボランティアではありませんので、資材代がかかることもあり今回は3工程のうち ①を行いました。

それでも金額的には「人情見積もり補正」が若干入っています。

灯油のニオイは具合が悪くなります

灯油は長いこと嗅いでいると嗅覚がおかしくなり麻痺してしまいます。

ただ、皆さんご存知のように非常に頭が痛くなったり、具合が悪くなったり、吐き気がしたりと体に良い臭気とは言えません。

それを日常的に長時間体内に摂取することは・・・まぁダメですよね?

最近ではこういった灯油が漏れてしまったというご相談、ご依頼も多くなってきました。

灯油消臭現場は基本的には簡単には消えないので、大量に盛れている場合はリフォームも絡みますし、長時間、あるいは日数を頂くことが多いです。

日数を頂くのは自分の嗅覚も麻痺するので時間を空けて確認をしないとダメになります。

施工当日は取れた気がしても、数日して戻っては高い金額を出して頂くのに信頼を損ねます。

臭いがもどっているのであれば、当然無償で再施工致しますのでご安心下さい。

それでも家財保険対応の場合は良いのですが、すべて自腹の場合はちょっと辛いですよね・・・。

全て満足行くように出来れば良いのですが今回のご依頼者様のように「予算の都合もある・・・」という方のご相談にも乗りますのでまずはご連絡下さい。

少量の場合は民間療法的な小麦粉をまぶすとか、重曹を使うとかでも可能かもしれませんが、重篤な場合はプロの道具を使用しないとちょっと厳しいと思います。


そして、揮発性が悪い液体でもあるので悪臭がいつまでも残りやすいので、出来たらすぐにご相談下さい。

同業他社さんへ

御社は「灯油ってどうやって臭い消すの?」と思った方用にブログに掲載しました。

「うちはこういうやり方だよ」って弊社に逆に教えてくれる業者さんが居たらお互いに切磋琢磨していけると思います。

そんな素敵な業者さんが現われないかな~と願っています。

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