北海道 特殊清掃.ASIAの久保田です。

去年に比べると【猛暑】というような暑さはまだ少ないですが、北海道も暖かくなってきました。

暖かくなることは良いことばかりではなく、シベリアでは北極圏での過去最高気温となる38℃が記録され、永久凍土が溶けてきていることが懸念されております。

北極圏では世界平均の約2倍の速さで温暖化が進んでいるとも言われ、最近の日本での水害の多さも少なからず関係がありそうです。

新型コロナの影響もあり、とても大変な時代ですが、防災意識も忘れずに高めていこうと思います。

札幌で特殊清掃後の消臭作業

オゾン脱臭 札幌の孤独死現場

オゾン脱臭 札幌の孤独死現場

話は変わりますが、消臭では室内の温度を高めたりすることが多いので夏場は作業が捗ります。

オゾンの能力を高める為であったり、湿度を高める為であったり、隠れているニオイを引き出す為であったり、目的は様々です。

先日も、札幌市内のとあるアパートの小さなお部屋で孤独死に伴う死臭の消臭作業を行わせていただいたのですが、気温が高いのと空間が狭いのも相まって部屋を暖めるのがとても簡単でした。

ヒートガンが大活躍

ヒートガンが大活躍

↑ 推奨された使い方ではないと思うのですが、最近はヒートガンというドライヤーの強いバージョンのような道具を立てて空間を暖めるのがマイブームになっています。

広い空間だと流石に難しいですが、狭い空間なら灯油などのニオイを出さずに暖められ、コンパクトでとても軽いので気に入っております。

万が一、この状態で地震が起きるとヒートガンが倒れて火災になってしまうので、これをするときは念のため現場を離れないようにしております汗

浴槽に染み付いた遺体痕の染み抜き

浴槽に染み付いたご遺体痕 染み抜き前

浴槽に染み付いたご遺体痕 染み抜き前

↑こちらは別現場の写真です。

写真だと余計に見た目に分かりやすい染みではないのですが、浴槽の角付近に染みがありました。

浴槽でお亡くなりになり、お尻をついていた部分とお湯が溜まっていたラインに染みがついてしまったというものです。

上の写真は通常の洗浄後のお写真になりますが、触るとツルツルしていているにも関わらず、通常の清掃では取れない染みが付着しています。

一見、水アカのようにも見えますが、酸性の薬剤を使用しても全く変化しない状態です。

ご遺体のシミ 染み抜き途中

ご遺体のシミ 染み抜き途中

目を凝らすとまだ残っておりますが、始めに比べると染みがだいぶ落ちてきました。

削り落とせば楽なのかもしれないですが、傷が入ってしまうと傷の凸凹部分に汚れが溜まりやすくなり、美観を保つのが難しくなってしまいますので、削らずに艶を残したままシミを抜いていきます。

この作業をすると目がショボショボで鼻水がジュルジュルになるので防毒マスクが必須です。

髪の毛も前髪から脱色されてしまうので、「染めてるの?」というくらい髪の毛が明るくなってしまうのが少し厄介です汗

↓ 染み抜き完了後の浴槽

染み抜き完了後 ピントが合わない

染み抜き完了後 ピントが合わない

綺麗にシミが抜けたのですが、綺麗になるとピントが合わない、、、

染み抜き作業は実際にやってみるまで抜けるか抜けないかが判断しにくいので、綺麗に抜けて一安心です。

ご依頼者様にもご満足いただけたようで何よりです。

終わりに

染み抜き作業はとても難しく、使用する薬剤を間違えてしまうと取り返しがつかない失敗に繋がりますので、一般の方がご自分で行うことあまりお勧めできないです。

私自身、今回の染み抜き作業でご遺体痕による染み抜きについては「問題なく出来る!」という自信になりましたが、それ以外のシミについては正直のところまだまだ自信がない状態です汗

ご遺体が原因のシミについては、浴槽の劣化が激しくない場合は削らずに落とすことが可能ですので、お悩みの方は一度ご相談頂けると幸いです。

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