こんにちは、特殊清掃.ASIAです。

本日、午前中は札幌市北区での生前整理の仕分け&梱包(この様子はリライブルの遺品整理ブログをご覧ください)を行い、午後からは札幌市東区のアパート孤独死現場の消臭作業に伺いました。

孤独死現場の消臭は現在、札幌市中央区の分譲マンションと2件掛け持ちをしながら作業を行っております。

両方ともリフォームをする予定です。

孤独死現場で重篤な現場の場合はリフォーム前に8割方の消臭を行うのですが、”ニオイ戻り”がないかの確認をしながらの作業が必要となります。

なぜ必要かと申しますと、オゾン脱臭後にしても消臭剤を撒いた後にしてもすぐだとニオイが復活するかどうかの確認が出来ません。

クッションフロアや壁紙を貼った後に臭いが出てくるようであれば全く施工は失敗です!

経験が少なかったり、納期を焦って行うとそういうことになってしまいクレームの元にもなります。

「とにかく急いで臭気を落として欲しい」というパターンと「しっかり時間をかけて臭気を落として欲しい」というパターンではそれぞれ時間のかけ方と作業工程と料金は変わります。

孤独死現場の消臭の手順

現場により多少の順番の入れ替えはありますが、基本的には・・・

1、粗消臭をして室内での作業をしやすくします。
(室内のドアの開け閉めで臭いが臭気に漏れてしまう場合などは大変有効です)

2、遺品整理、貴重品探索、家財撤去

3、壁紙を剥がしたり、CFを剥がしたり体液が汚染されている箇所の撤去、もしくは清掃


※廃棄は札幌市環境事業公社さんと連携し不法投棄などを行いませんのでご安心下さい。

4、防臭剤塗布、もしくは汚染箇所の交換(予算と状態により応相談)


※下地塗りを行い、しっかり乾燥後に数種類のコーティング剤を使用しますがこれは『企業秘密』です!

5、消臭剤散布をしオゾン脱臭、換気を繰り返します。


※消臭剤のチョイスは現場の臭気に合わせて業務用消臭剤とバイオ系消臭剤と使い分けます。

6、数日放置して臭気確認(臭いがするようなら4と5の再施工)

文字にするとこんな感じです。
半日で終わるような消臭作業現場もあれば、数週間から数か月かかる現場もあります。

消臭作業の価格は?

臭いに関しては現場に行かないとわからないことも多く、電話で料金を出せるほど簡単ではありません。

逆に電話で料金算出できる業者さんは何を元に算出しているのか謎です・・・。

取れやすいニオイや取れにくいニオイもありますし、臭気強度、臭気濃度、作業環境、作業現場の場所、気温、湿度、季節、廃棄する物量の有無、リフォームの有無、臭気をどれくらいまで落とすのか?などいろいろとご依頼者様と打合せをしながら決めていくことも多いです。

一律で作業時間や作業日数などだけでは算出するのは難しいです。

ただ、一度見積書を提出させて頂き、ご依頼者様からのご了承を頂けば後日追加料金は頂いておりません。

また、作業日数や作業回数が増えたとしても追加料金は発生しませんし、ニオイをご依頼者の希望するレベルまで落として引き渡しとなります。

事前に双方で臭気確認(『6段階臭気強度表示法』と『9段階快・不快表示法』を用います)をしておくことでトラブルを少なくすることが出来ます。

ご依頼者様はオーナー様、ご親族様、管理会社様と色々ありますが、誠心誠意お応え致しますのでお気兼ねなくご相談下さい。

これから夏場になると臭いに関するトラブルやお問合せが増えてきます

気温が上昇するとニオイが以前にも増して気になるようになることがあります。

弊社でご相談が多いのは『猫の尿臭』に関することが多いです。

以前頂いたご相談では「中古物件を買ったがなんか猫臭い」というご相談・・・。

以前の持ち主が猫を飼っていたらしく床と壁紙はリフォームしていたそうなのですが・・・私どもの予想では交換当初は建材や接着剤などの臭いで分からなかったのでしょうが時間の経過でそれらが薄くなり、逆に猫臭の処理をしていないような場合は出てくることがあります。

案外、リフォーム業者さんからもそういったご相談を受けることがあります。

ボードや床下、断熱材に入り込んだ猫尿臭などは意外にしつこく気温の上昇と共にあがっくる恐れがあります。

リフォームをした後だとどこにどのようにおしっこをしているかがわかりにくいため、弊社でも正直あまり施工をしたくはない案件の一つです。

「臭いの源」を絶たないと同じようなことが起きてしまうのです。

単純にオゾンが効けばいいのですが、猫の臭いはそれだけで効果がでるほど簡単ではありません。

消臭の仕事をやり始めた業者さんだと経験があまりないので注意が必要ですのでご注意下さい。

最近では「オゾン脱臭機さえあれば大丈夫!」と思っているような消臭業者さんも残念ながら増えてきています・・・。

ちゃんと「現場経験」を積み「勉強」をしないと難しいです。

弊社で猫臭消臭をする場合は10匹以上いた現場が多いのでそう感じるのかもしれませんが・・・。

あと、「トイレが臭い」という相談も多いです。

これは単純に雑菌が繁殖しやすくなるからですね。

弊社で使用している「クリーンチェッカー」というUV(強力な紫外線)を当てると汚れがよく見えます。

※クリーンチェッカーについては本体サイト「特殊清掃・家財整理専門店リライブルのブログ」をご覧ください。

一見綺麗に見えるトイレも実はこんなに汚れているというのはご存知でしょうか?

下の写真は便座裏ですが、肉眼で見るとそんなに汚れていませんが特殊な光を当てると反応します。

これらは壁や床などにおしっこの飛散があるとそこから臭ってきます。

この尿臭も猫臭と一緒でオゾンだけでは分解出来ません。

清掃をきちんと行ったり、防臭剤を塗って封じ込めたりと色々な手順が必要です。

あと臭気測定器も臭気の源を探るのに役立ちます。

作業前後の臭気の落差を図るには温度・湿度・空調などが一定条件ではないと数値比較が難しいのですが、臭気が強い場所を特定するのに役立ちます。

「臭気測定器」にしても「クリーンチェッカー」にしても目には見えないニオイを「見える化」することにより安心して頂けるように日々精進しております。

孤独死現場の特殊清掃、それに伴う遺品整理や家財整理、消臭作業など一貫して作業を行います。

この業界は不透明な部分も多く、ご依頼者様の不安を解消すべくブログ掲載を情報公開を行っております。

何から質問していいのかわからないことも多いとは思いますが、まずは電話やメールで相談することから全てがスタートします。

ご相談は無料ですので、お気軽に下記までご連絡下さい。

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