”植物系消臭剤”の特徴と安全性 / 札幌特殊清掃灯油漏洩消臭、火災現場消臭、床下洗浄など保険対応可

北海道 特殊清掃.ASIAの久保田です。

北海道もどんどん気温が上がってきて、札幌市近郊では夜になっても気温がマイナスまで落ち込まない日が増えてきました。

気温が暖かくなってくるにつれて、特殊清掃やゴミ部屋といったニオイの消臭を含むお問合せ・お見積りも増えてきております。

気温が上がり、ニオイの原因菌の働きが活発になってくることによるところが大きいのでしょう。

つい先日も、札幌市内でゴミ部屋のお片付け＆清掃という事で、ゴミを溜め込んでしまったお部屋のお片付けと清掃を行わせて頂きました。

スタッフ一同、タバコの灰や大量の埃の舞う中、髪を真っ白にしながら奮闘しておりました。

前回のブログでは、”オゾン消臭”について少し書かせて頂きましたが、ニオイの消臭方法には他にも色々な方法があります。

消臭剤についても次亜塩素酸系やバイオ系など沢山種類があるのですが、本日はその中でも植物系の消臭剤について書いていこうと思います。

植物系消臭剤とは？

ここでいう植物系消臭剤とは、植物の葉や茎、果実や果皮、種子、樹皮などから抽出した天然植物抽出物の特徴でもある様々な植物の力を利用した消臭剤のことを言います。

ホームセンターの洗剤コーナーや消臭剤コーナーをみてみると、１００％天然植物抽出エキス・・・エコ・・・ナチュラル成分・植物由来成分などを謳っている商品も多いですよね。

私自身、「天然成分」とか、「植物由来」という言葉が好きなので、そういう商品を好んで購入する傾向にあります。

先日も、引っ越しに伴うお片付けを行っているとご依頼者様の御自宅からこんなものを発見！
↑　こちらは植物性の消臭剤の中では比較的有名な＜ニオイノンノ＞というものです。

私も少し気になっていた消臭剤の１つだったので、パッケージを見た瞬間にすぐに分かったのですが、一般の方の御自宅から見つかるとは思っていなかったので驚きました。

「あ！これ！」と、現金や貴重品を発見したかのような反応をしていたので周りの方を驚かせてしまいました汗

こちらは１００倍～２５０倍に希釈して使用するということなので、効果によってはコストパフォーマンス高そうです。

消臭剤自体のニオイは、木の精油のようなニオイがするので好みは分かれそうですが、個人的には不快なニオイではありませんでした。

植物系消臭剤は人体や環境にも比較的安全なものが多いです。

また、芳香剤のような強い香りで嫌な臭いを分からなくする「マスキング法」におもきを置いた製品も多い中、植物系の消臭剤はニオイでごまかすというものが少ない気がします。

対象物に噴霧して使用するタイプの消臭剤には、防毒マスクや防護服の着用が推奨されているものも多いですが、そういった観点でも、植物系の消臭剤は「人体やペットにも安全」「生分解性が高い」という商品が多いイメージです。

＜植物系＝安全＞は本当？

植物系のものは安全なものが多い・・・というのは確かだと思いますが、植物系は全てが安全・・・と決めつけるのはやめた方がいいかもしれません。

みなさんもご存知だと思いますが、植物の中にも毒性のあるものは沢山あります。

うるしの葉に触ると肌がかゆくなりかぶれてしまう・・・というのは有名ですね。

また、小麦などの毒性のないものでも、人によってはアレルギーを起こしてしまうものもあるので注意が必要です。

１００％植物成分というのはエコで安全なイメージがありますが、人工の合成物質などに比べて、即効性や持続性などの効果が穏やかなものが多い傾向にあります。

汚れを落とすための洗剤を例にとってみても、環境に優しいといわれるエコ洗剤を大量に使用して清掃を行うよりも、強めの合成洗剤を少量使用して行う清掃の方が、結果として自然環境に負荷を与えないということもあるので、「天然植物成分だから安全！」という固定観念にとらわれず状況によって使い分けることがベストだと思います。