北海道 特殊清掃.ASIAの久保田です。
火災が起きると室内は真っ黒に・・・
札幌市 火災が起きた室内
タイトルにもあるように、ここ最近は札幌市内の火災に伴うお片付けや消臭のお問い合わせが続いております。
先週末のとある１日も、午前中は火災現場のお片付け作業を行い、午後からは別の火災現場のお見積りに伺わせて頂いたりと不思議と同系統のお問い合わせが重なっております。
最近のスマホのカメラは性能が良く、暗いところでも明るく撮れるので上の写真も明るく写っておりますが、実際にはライトが無いと真っ暗でほとんど見えないような状態になってしまいます。
火災が起きた際のスス臭や焦げ臭の消臭は大がかりで難易度の高い業務ですが、真っ黒になった室内でのご遺品整理や残置物撤去についても慣れていないと難しい作業です。
室内の家財品は全てが燻されているような状態なので全てがススだらけです。
空気中にも無数のススと有害物質が浮遊している状態なので目や鼻・口など粘膜の防護は必須です。
現在はコロナの影響もあり、普通の使い捨てマスクだけではなく、業務用の防塵マスク・防毒マスク、吸収缶等も品切れ状態なので上記のような業務用マスクは非常に貴重です。
火災現場は火災現場でも、燃えている物の材質によってニオイの種類が異なり（今回の現場は正露丸のようなニオイが印象的でした）、火災が起きた際に発生する廃棄物に関しても地域によって廃棄方法がバラバラです。
札幌市の場合は、原型のある家財品については通常の一般廃棄物としての扱いとなり、炭になってポロポロになってしまった物については埋め立て処理する廃棄物として分かれます。
札幌市で火災のニュースがあると、数日後にお問い合わせが来る・・・ということもあり、火災現場に伴う現場経験も着実に増えてきました。
不幸ごとなので少ないに越したことはありませんが、万が一、火災が起きてしまい「どこから手をつければいいか分からない」「どういう業者さんに頼めばいいか分からない」「ニオイを消したい」とお困りの方はご相談のみでも受け付けておりますので、気兼ねなくお問い合わせ頂けると幸いです。
東日本大震災が起きてから９年・・・
東日本大震災が起きてから9年という月日が経ちました。
東日本大震災 宮城県
私は当時、高校を卒業したばかりの頃で自衛隊に入隊したばかりだったのですが、この時期になると毎年当時のことを鮮明に思い出します。
災害で１万人を超える死者・行方不明者が出てしまったのは戦後初という中、犠牲者はみるみる増えてしまい震災関連死も含めると18,000人以上という異例の被害になってしまいました。
黒い津波が防波堤を越えて迫ってくる映像が地震速報でTVに映し出され、地震による福島第一原発の事故も起きてしまい、世界中に衝撃を与えました。
多くの人の命を奪った【黒い津波】の正体は海底にたまった微粒子のヘドロを巻き込んだ津波ということで、通常の海水に比べて１０％～３０％も重くなっていたそうです。
海水が10％重くなると津波が衝突する際の破壊力が２倍以上になるデータもあり、同時に浮力も上がるので家屋やクルマ、多くの瓦礫を巻き込みながら被害を拡大していきました。
死因の９割が「溺死」ということで、自然災害の恐ろしさを痛感します。
自衛隊に入隊したてだった私は教育訓練中だったので災害派遣には行っておりませんが、帰ってきた上官達のお話を聞くだけで悲惨さが伝わってきたのを覚えております。
家族を失った方・・・
友人を失った方・・・
恋人を失った方・・・
ペットを失った方・・・
災害により自殺に追い込まれてしまった方・・・
直接被災していない私には被災した方々の本当の苦しみ・悲しみを理解することは難しいかもしれませんが、【東日本大震災】のことを忘れず記憶しておくことが大切だと感じております。
自然災害はこうしてブログを書いている瞬間にも起きる可能性があり、直前まで誰も予測できません。
普段から防災の意識を持ち、災害時の行動についてイメージをして備えようと思います。
近郊（江別市、岩見沢市、石狩市、小樽市、北広島市、恵庭市、千歳市など道央圏）はお見積りは無料です。
灯油漏れに伴う消臭やペットのニオイ（灯油臭、ボヤ、ゴミ部屋、糞尿臭）、ゴミを溜め込んでしまったお部屋のお片付け全般に関わることでお悩みの方は気兼ねなく下記までご連絡ください。
【運営会社】
社名に掲げる信頼される（Reliable）企業を目指す！
- 投稿タグ
- 北海道の特殊清掃員, 札幌市 火災後のお片付け, 東日本大震災から９年, 火災後のご遺品整理, 火災後の解体作業, 火災現場の消臭, 防災
