こんにちは、特殊清掃.ASIAです。

先日は札幌市中央区で特殊清掃とはまでは言えないですが、お掃除をしてまいりました。

お話を伺えば他社さんで不用品を片づけてもらい、自分で清掃をしようと思ったのだが出来なくて当社にご依頼となりました。

トイレ、風呂、洗面所の排水つまりがあるとのことでした。

①洗面所の排水つまり

お話を伺うと「パイプユニッシュをしても全然水の流れがよくならない・・・」ということでした。

髪の毛のつまりが多いにしてもパイプユニッシュなどの溶かす液体を入れても駄目だったということは別に原因があると思い、U字トラップを外してみました。


予想通り、物が詰まっていました。
これを取り除いたところすぐに流れがよくなりましたので一安心です。

因みに銀色の棒ですが、狭い場所などに物が落ちてしまった時に掴むための道具です。

「ピックアップツール」で検索すると掴むタイプ、フレキシブルタイプ、マグネットタイプと色々と出てきます。

②お風呂の排水つまり

お風呂場全体の作業前の写真を撮り忘れてしまいましたが、皮脂汚れやシャンプーなどのぬめりや髪の毛などもありけっこう汚れていました。

ただ、こすれば大きな汚れはすぐに落ちるような状況でした。

こちらも排水時の流れが悪いとのことでしたが、排水溝に髪の毛がびっしりでしたので取り除くことで問題なく流れました。

床がすこし凸凹のエンボス加工でしたので普通の毛ブラシやパットだけでは窪んだところの汚れがきれいに取れません。

『極線くん1号』という1個4000円の特殊なブラシで大きな汚れを落とし、電動ポリッシャーでおとしました。

浴室内も同様に一見汚れは目立ちますが、表面上の汚れなので問題はありません。

写真右下に髪留めのピンを置いたままのサビあとが付着していましたが、これも綺麗に落とせました。
場合によっては跡が残ってしまうこともあるのですが、良かったです。

特に難しい掃除ではありませんでしたが、一般の方で道具がない場合はちょっと大変かもしれません。

掃除は道具と洗剤の使い方が大事ですね。

③トイレの排水つまり

こちらも少し流れが悪くなっていたので、俗にいうトイレすっぽん(ラバーカップ)を使用し流れがよくなりました。

因みに使い方を勘違いされている方もいると思いますが、押す時に強くではなく、ぐぐっつ押しつけ引くときに素早くするのが正しい使い方です。

むやみにカポカポ上下にするだけでは疲れるだけですのでご注意下さい(笑)

流れがよくなったあとは尿石取りを行い、通常の清掃となります。

ただ、数日空室にしていたので残っていた水が排水管内で「凍っているのではないかな?」という感じもありました。

北海道ならではのことですが、これから2月~3月はトイレの排水管が凍って詰まってしまい汚水、汚物まみれになってしまったので何とかしてほしいという電話を頂くこともあります。

しばらく空室にする場合はトイレも水落としをし、不凍液(車のウォッシャー液)をタンクと便器部分に入れておくだけでもかなり凍結防止にはなります。

今回は以上、水回り3点の排水の詰まり解消、お掃除とサービスで消臭剤散布を行いました。

「自分では出来なかったので助かりました♪」と感謝され現場を後にしました。

最後に

ゴミ部屋、汚部屋などの片づけは誰でも出来ますが、その後の清掃(簡易ではなく退去清掃レベル)、消臭まで一括で行える会社は北海道でも数社しかありません。

今回は他社さんが行った不用品処分の代金をお聞きましたが、このパターンでは「廃棄、清掃、消臭を当社で一括して全て行ったほうが安くなったのになぁ」とという事例でした。(ショックをうけると思うのでご依頼者様には伝えていませんが)

特殊清掃という言葉もまだまだ認知されているとは言えませんし、ゴミ部屋などの片づけだけしか出来ない業者もたくさんおります。

地道にブログ掲載をしている影響もあり『当社ご指名』という場合も増えてきましたが、まだまだ周知徹底には程遠いレベルです。
これからもゴミ部屋、汚部屋でお悩みの方達に情報発信していきたいと思います。

料金はあえて掲載しておりませんが、同じような事例の方で「このブログに掲載されていたようなパターンだとおいくらですか?」というようなお問合せも増えてきました。

状況は一つとして同じという事は全くありませんので、都度料金は違いますが、参考にして頂ければ幸いです。

お見積り、お問合せは無料です。
「早く連絡すれば良かった」という声も頂いております。
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