こんにちは、特殊清掃.ASIAです。

当社は特殊清掃を生業としておりますが、特殊清掃で大事なことは汚染箇所の「清掃」とお部屋全体の「消臭」です。
実際にはこれに「リフォーム」なども加わりますが、今日は消臭に関して・・・。

当社はオゾンショックトリートメント法(OJT法)という方法を主に行っております。

消臭に関してはそれぞれの臭いの種類(火災臭、生ごみ臭、ペットの糞尿、脂臭など)によって効果の高い消臭剤、これを細かい霧状散布するためのフォグマスター、それと高性能オゾン脱臭器が必要です。

写真は当社保有のECOZONE社(イスラエル製)のパンサーJです。

オゾン発生器はIHIシバウラの「OP-10」やオーニットの「剛腕」、エース産業の「オゾンフレッシュG500」などもありますが、オゾン生成量が低すぎて時間がかかってしまう上、それほど安くはないため全国のトップクラスの特殊清掃業者は「黄色いオゾン脱臭機」を使用しています。

よく「違う業者に依頼して臭いが取れていないので再度お願いしたい」という場合はどこのメーカーの物を使用していたのか聞くと大体は他社製品を使用している場合が殆どです。

パンサーJ

これで大抵の消臭は完了するのですが、より科学的に、よりお客様のことを考えて当社では「携帯用臭気測定器」を購入しました!(パチパチ)

(消臭作業をするにあたって臭気測定器は探していたのですがなかなかピンと来る物もなく、しかも金額も高いので躊躇していました。)

当社も加盟している一般社団法人・日本除菌脱臭サービス協会で推奨しているカルモア製・においセンサーネオΣ(シグマ)です!

タッチパネルが現代的で何だか機械好きには溜まりません。

臭気測定器 カルモア2

定価80万円(高っ!)の代物ですが、同協会加盟企業に限り期間限定価格販売されましたので購入しました。(価格は秘密ですがそれでも高価です、数年後にはもっと高性能で安い機械が販売されるのでしょうが機械物とはそういうものですから。)

臭気測定器 カルモア

消臭作業前の臭気の強さを数値化し、消臭後の数値を出せますのでお客様も納得しやすいかと思います。
ただ、すべての臭気に対応しているわけではなく、測定出来ない物質もあります。
悪臭の原因である物質その物の特定も出来ません。

また、湿度や温度などによっても多少の変動がありますのでたとえば作業初日は気温が低い場合は低く数値化され、消臭作業後の引き渡し時に気温が高い場合は数値が高くなる傾向にあるようです。夏と冬でも違いが出るでしょう。

消臭現場は火災現場だったりゴミ屋敷だったりで研究室ではありませんのであらゆる条件が完全一致する現場はありませんからあくまでも感覚よりも「数値化する」ということに意味があります。

今後は全国のトップレベルの特殊清掃業者と連携して臭気数値をデーター化し、今後の作業に役立てるということも出来ます。

この機械があるから消臭時間が早くなる、効果が上がるなんてことは一切ありませんが、法人様によっては数値化したデーターで証明してほしいというところもあるでしょう。
特に火災現場などではそういうケースも出てきます。
そういったニーズに対応出来るようにしたいと思います。

また、ご依頼者にとっては初めて嗅ぐニオイで嫌なニオイだとインパクトがあって、嗅覚というよりも脳に記憶されることがあるのですが、我々は「慣れ」が生じてきて臭いの感じ方がご依頼者よりも弱くなる傾向があります。

最初は臭く感じても時間が経てばそれほどでもないということはみなさんも経験があると思います。
特にペット屋敷などはその傾向にあり、ペットと一緒に住んでいる住人は臭いを感じなくても来訪者はすぐにわかるなどです。

あと、年齢によっては感じにくくなる臭いもありますし、性別によっても違いはあります。

嗅覚が順応してしまうのです。
人間の五感の中で一番いい加減に作られている感覚が「嗅覚」だそうですよ。

そういった場合にこの機械があると一種の基準になるので便利です。

使用し始めはデーター収集になりますので正確なデーターを測定することが難しいかもしれませんが、慣れてくれば業界全体で共有していける財産になると思います。

そうすると技術向上に繋がりますので頑張りたいと思います!

そういったわけで当社に消臭作業現場を提供して下さる方を募集中です。
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お問合せの段階で「臭気測定器のブログ見たんですが・・・」と言って下さい。

お見積りは無料です。
0120-669-920までご連絡下さい。