こんにちは、特殊清掃.ASIAです。

こういった仕事をしていると、毎日、孤独死現場の片づけをしているか?と言えば、東京や大阪などではあるのでしょうが、札幌クラスの都市ではそれほど多くはありません。
※毎回、警察や消防から依頼がくるわけではないので多く依頼が来る会社もあるのでしょうが、比較的札幌は平和な街だと思います。

しかも冬の期間中の孤独死現場は発見が遅れる傾向にあります。

「それは何故か?」

孤独死現場が発見されるのは色々と条件がありますが、

・ハエ・ウジの大量発生。
・異臭がする。
・郵便受けに新聞や郵便物が溜まっている。
・家賃の滞納が発覚して大家さんや管理会社さんがカギを開けたら亡くなっていた。

北海道の場合、気温が低いため、暖房が切れると遺体の腐敗が進みません。
遺体を腐らせるバクテリアの活動が夏場に比べて活発ではないためです。
要は冷蔵庫状態になるので冬期間は冷凍保存されるのです。
北海道は寒さ対策のため良くも悪くも気密性が高い住宅も多く、異臭・死臭も外に漏れにくいのです。

ですから春になって、暖かくなると異臭がして発覚することが多いです。

これからご紹介する現場もそんな状況でした。
昨年の話ですが、札幌市白石区で冬に亡くなって、春先に片づけを行いました。

※あまり綺麗な画像ではありませんので、これ以降は自己責任でご覧ください。

部屋の住人はまだ30代と若い男性でしたが、精神科の薬と部屋がかなり汚い状態でした。
孤独死 札幌市白石区 リビング

冷蔵庫の中にはほとんど食材が有りませんでした・・・。
薬ばかりです。
孤独死 札幌市白石区 冷蔵庫内
セルフ・ネグレスト状態(自暴自棄という言葉がわかりやすいでしょうか?)ではなかったのではないかと推測されます。

死臭的な匂いはそれほどしなかったのですが、水槽はヘドロのニオイがしましたし、処理が大変でした。

孤独死 札幌市白石区 水槽
部屋自体が男臭いというか脂臭いというか・・・でも換気すれば問題なくなる臭いでした。
短期間で消臭する機械も持っていますので消臭&消毒作業はオプションで行えます。

正常な精神の持ち主であれば「汚い部屋」というのは居るだけで気分が滅入るものです。
潔癖症や綺麗好きな方だと数分も居られないでしょう。
ましてや、亡くなった方がいる部屋で、この作業をご遺族が行うのも大変な精神的ストレスだと思います。

トイレもほぼ洗っていなかったようです。
孤独死 札幌市白石区 トイレ

お風呂には入っていなかったのではないかと思います。
ゴミ溜めになっていました。
孤独死 札幌市白石区 風呂

ベッドで亡くなっていたと思われます。
他のサイトでは汚布団(おふとん)と言っているようで体液がしみ込んだ布団は重く、べたっとしています。
正直、気持ちの良いものではないですが、「誰かがやらねばならない仕事です!」
孤独死 札幌市白石区 ベッド

最終的には綺麗に掃除もして、クッションフロアも綺麗に致しました。
完了後の写真が残っていなかったのですが、次に人が住める状態まで致します。

「孤独死は自然死」ですから、自殺現場とはまた状況が違いますので、ご遺族の方はあまりマイナスに捉えない方が良いでしょう。

近隣住民に迷惑をかけてしまった負い目などはあるかもしれませんが、それでも「自然死」です。
人は必ず死にます。

孤独死が発生してしまってお困りのご遺族の方がいらっしゃいましたら、ご相談下さい。
札幌市圏内は見積もり無料です。
それ以外の地域の方もご相談下さい。

0120-669-920