北海道 特殊清掃.ASIAの久保田です。
ここ数日は札幌市内でのゴミ部屋・ゴミ屋敷のお片付けが続いております。
時間の経過は年をとるたびに早く感じると言いますが、今年も相変わらず早い・・・
新事務所の開設から始まった今年も、業務で言えば消臭や特殊清掃、プライベートで言えば友人の結婚式や自分の結婚式など、あっという間に時間が過ぎて気がつけばもう11月になり、今年も残すところあと僅かになりました。
今月の中旬には、昨年も参加させていただいたビルメンヒューマンフェア＆クリーンEXPOが東京で開催されるのですが、有難いことに今年も参加させていただけることになりました！
去年は個人的に洗剤やパッドなどに対する興味が溢れていたのを思い出しますが、今年は清掃機材など実際に見て触って確かめてみたいものもあり、第二回の香りデザイン東京もブースが広くなる？ようでとても楽しみにしております。
今月もあっという間に過ぎてしまいそうですね汗
ゴミ屋敷やゴミ部屋はリスクが沢山！
【ゴミは片付ける！】当たり前のことですが、いろいろな要因が重なることで片付けることが出来ない方も沢山いらっしゃいます。
ゴミをため込んでしまうことによるリスクはパッと思いつくだけでも火災や獣害・虫害など色々とあります。
コンセント付近に堆積した埃が空気中の湿気を吸い込むことで漏電して発火するトラッキング現象・・・
ゴミの臭いに寄せられて集まる虫の異常発生やネズミなどの増加・・・
これは稀なケースだと思いますが、キッチンシンクにてんこ盛りになったゴミが原因で排水口が詰まり、それが原因で水漏れが起こってしまった！ということも実際にありました。
ゴミの片付けだけでも数万円〜数十万円もの金額が必要になることに加え、火災や水漏れ・消臭となるとさらに出費がかさみます。
これはゴミをため込んでいなければ払わなくて良かったお金・・・と考えると凄くもったいなく感じませんか？
カビが原因でアルツハイマー型認知症に！？
私もゴミ屋敷やゴミ部屋のお片付け・清掃を何十件と行ってきましたが、ゴミ屋敷やゴミ部屋といったお部屋のほとんどはカビで溢れています。
モッサモサで真っ青になった食パンや真っ黒になったお風呂、カビだらけの衣類などはこの仕事に携わる方なら頻繁に見かけますね汗
そんな中、テレビで【カビが認知症の原因になる！】という番組がやっていました。
どうやらマイコトキシンという毒素が脳を攻撃した際に、アミロイドβという物質が脳を守ろうと蓄積、最後はアルツハイマー型認知症を発症するそうです。
普通に生活していても、布団を敷きっぱなしにしていればカビが生えたり、水回りのお掃除を怠ればカビが生えるというのは一般的な常識だと思いますが、ゴミ屋敷やゴミ部屋ともなれば常に床に物がある状態ですからそのリスクがさらに高まります。
洗濯していない衣類、食べかけ飲みかけの飲食物、汚れ放題の床や水回り・・・カビの栄養はたっぷりある状態なので、夏場などはあっという間にカビが繁殖してしまいます。
ゴミ屋敷・ゴミ部屋になることによるお金や火災の心配はありますが、考え方によってはそれらのリスクよりもアルツハイマー型認知症により、自分の記憶がなくなる・・・
身近な人間さえも認識できなくなる・・・
という方が重たい気がします。
高度な医療技術が沢山ある現代でも、アルツハイマー型認知症については遅らせることはできても治すことは出来ないと言われていますので、ゴミを片付ける側の私も「身体の防護に気をつけなければ！」と改めて感じました。
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