こんにちは、特殊清掃.ASIAです。

今日は札幌市豊平区での孤独死&ゴミ部屋の最終仕上げ日でした。

こちらは全部で5日間かかりました。

ゴミ部屋や孤独死の現場でのゴミの片付けや清掃は慣れたものですが、カーペットの洗浄はどちらかというと苦手でした。

・・・というのも大抵の場合はフローリングにじゅうたんを敷いている場合は廃棄してしまえば問題ないのですが、時折、もともとあった設備としてパンチングカーペットになっていてすぐに剥がせないところもあるのです。

永年ゴミがあった場所ですからものすご~く汚い状態になっています。

汚れは当然のこと、砂やほこり、ダニなどたくさんのハウスダストの温床で臭いも染み込んでいます。

消臭の基本は臭いの元を断つことです。

これが残っていると何度消臭を行っても効果がないことは誰でもわかることと思います。


そこでカーペットクリーナーで実績のある蔵王㈱のスーパーリンサー303Cという新製品を導入することに致しました!
青いかたつむみたいなのは床を早く乾燥させるための送風機です。

スーパーリンサー
2点合わせて50万円近くする高額な商品です。
何度も使う物ではないのですが、ゴミ部屋の片付け後にその部屋に住み続けてリフォームなどをしない方もいらっしゃいます。

その方達のためにもより良い住環境を提供するためにも導入を決めました。

札幌市 カーペット洗浄 デモ中
蔵王㈱の斎藤様、急な要望に関わらずデモありがとうございました。

泡立つ洗剤を使用するとすすぎが大変なので、『アルカリイオン水』を使用します。
美装会社ではポピュラーな物で”水”と言っていますが洗剤と同等、もしくはそれ以上の効果を発揮します。
基本的には水なので洗剤カスなどが残らずすすぎも不要ですので大変重宝するものです。

この機械はキレイな水を出しながら、汚水を強力なバキューム力で回収するという仕組みです。
ポリッシャー(機械式回転ブラシ)だけだと表面の汚れを薄く拡散することはできても、奥底の汚れ自体を回収することができないので臭いが取れきれない場合があります。

下記の写真でもわかるように引いているところと何もしていないところと色が違っていますね。
これを手作業でするとなると大変時間と労力がかかる作業となってしまいますが、これだとあっという間です。
札幌市 カーペット洗浄

機械で吸い取った汚水が下記の写真ですが、真っ黒でゴミも浮き、油脂なども見えまるでドブの水のようでした。
また、臭いもありましたので、これが残っていると消臭作業をいくらやっても効果が出ないわけです。

汚水
『特殊清掃』には消臭作業も含まれます。
消臭をするには清掃がきちんとできないといけません。
より完璧に近い状況でお部屋の引渡しが出来るように日々、道具や洗剤の勉強をしていこうと考えております。

最後はお部屋のお祓いをいつも懇意にさせて頂いております清田稲荷神社の熊谷宮司にお願いを致しました。

お祓い
まだ完全に臭いが無くなったわけではありませんが、畳の張替えなど各所リフォームなどをする予定なのとマスクがなくても普通に呼吸が出来るレベル(ちょっと生活臭がきついかな?というレベル)まで脱臭しましたので管理会社様からもOKを頂きました。

作業前は防臭マスクがないととてもじゃないですが呼吸が出来ないレベルでした。

北海道ではまだまだ特殊清掃に特化した会社が少ないです。
ここ最近は当社もかなり経験が多くなってきていますが、一つとして同じ現場はありません。
日々勉強です。

プロの道具ではないと出来ないこともございます。

まずはお電話、メールでのご相談からお気軽にどうぞ
0120-669-920