こんにちは、特殊清掃.ASIAです。
昨日、今日とで札幌市東区で遺品整理を行いました。
今回は自殺現場ということでしたが、現場に体液が残っていたり、死臭がしたりという現場ではなく、当初は普通の遺品整理現場だと思っていました。
特に自殺前特有の暗い雰囲気があるわけでもなく、部屋が汚い状況だったわけではなかったので突発的な衝動に駆られてのことだったのかと勝手に想像しております。
ですから、こちらの現場は通常の遺品整理と変わらない段取りで行っております。
ご遺族の方も突然のことで金銭的にも余裕があるようではなかったので、家電やロードバイクなどの買取をさせて頂き7万円以下（詳細な金額は伏せますが）で作業を行うことになりました。
逆にいうとこのロードバイクの買取金額があるおかげでご遺族の金銭的ご負担が少なくなったのが不幸中の幸いでした。
悪質な業社になると、価値がある物に買取査定をつけずにタダ同然で引き取り、それを換金もしくは売買して作業料金とで2重取りをする業社もいます。中には価値があることが知らずに引き取った物が高値で取引されることもありますので日々商品知識や相場などは研究しなくてはいけません。
搬出作業前に管理会社・ご遺族様からお部屋のお祓いのご依頼も合わせてありましたのでいつも懇意にしてさせて清田稲荷神社様にお祓いをして頂きました。
その後、不要品はいつものように外にまとめて一般廃棄物収集運搬事業許可のある業社さんに引き取りに来てもらい無事に終了です。
清掃は不要だったのですが、ほこりだらけのままで引き渡すのは偲びないので掃除機かけを行い床も雑巾で拭きあげました。
当社では何もできませんが、少しでも故人の供養になればと思って行っております。
ここ最近は自殺や他殺、孤独死などの現場が多く、お祓いやお焚き上げの回数も増えてきています。
遺品整理を行う会社はたくさんあるのですが、特殊清掃や事件現場を扱う企業はまだ少ない状況です。
遺品整理はリサイクルショップなどをもともと運営している会社が多く、買取品（商品・商材）などを得るために遺品整理を行う企業が多いのです。
また、基本的にはそれほど壮絶な現場はありませんので作業員も引越しと同じ感覚（家財道具を搬出するという点において）で行えるので精神的苦痛はないわけです。
ところが、特殊清掃が絡むと途端に埃、大量のゴミ、ハエやウジ、血痕、死臭など作業レベルが上がります。
防臭マスクをして、防護服を来ての作業となると呼吸が通常と違いますし、熱くなりますので疲労も倍増します。、
防護服を脱いでも臭いは体に染み付くので結構臭います・・・。
あまり好かれる作業ではありません。
ですから特殊清掃には「消臭作業｣が切り離せません。
消臭作業と一言で言っても、臭いの元を絶たなければいけませんので、清掃作業が必要となりますのでまずは清掃の経験レベルが一定以上（美装会社クラス）あるか？ということが前提となります。
更に消臭に関する専門的な機械、知識、経験が必要となります。
一つとして同じ現場はありませんので、経験値が多いほど良いのは言うまでもありません！
消臭作業は「ただ機械のスイッチを入れて終わり♫｣という業社さんはちょっと警戒したほうがいいでしょう。
ちょっと文面が長くなってしまったのでここら辺にしますが、特殊清掃が必要な現場が発生しましたら、まずは電話にてご相談下さい。
0120-669-920
