こんにちは、特殊清掃.ASIAです。
2月1日のブログでも紹介した札幌市南区の20年来のゴミ部屋の片づけを水木金曜日の3日間行いました。
前回のブログはこちらです
「永年のゴミ部屋は圧縮が半端ない!」
3日間のゴミ部屋片づけブログ
【水曜日】
2000年の新聞がごみの下から出てきました。
今は2018年ですから18年前ですね。
お話を聞く限りでは20年前から住んでいたので、住んでからすぐにごみ屋敷化して永年暮らしていたようです。
それにしてもこれだけ長いこと生活していたという事実も凄いと思います。
関心してばかりいられませんが、永年生活していると人が踏み固めてごみとごみが重なり合って擦れて、更に圧縮されていきます。
そうすると固いごみの層となりガチガチになり崩れていかないので、なかなか思うように梱包作業がはかどりません・・・。
紙のゴミに交じって服や毛布などがあると更に絡まり抜けにくいです。
それを引っこ抜くにも力が要り、大変疲れます。
作業を進めていくと作業前には全く存在しているとはわからなかったソファーが発掘されました。
何が埋まっているかわからないので危険です。
そして今回の敵はホコリです!!(鼻がムズムズしてくる写真です。)
頭もすぐに白くなります。
埃は過去最強クラスです。
喉はイガイガで咳が出る、目は結膜炎、肺はゼイゼイと・・・地獄です!
今回は予想以上の過酷な現場です。
【木曜日】
前日の教訓を生かして、ゴミを崩す道具を用意しました。
猪八戒の武器としてもよく知られる「レーキ」を用意しました!
コレ、なかなかいいです!
これで空気を含ませてゆるくなったゴミを「テミ」という道具ですくってゴミ箱に入れていきます。
手作業だと何があるのかわからないので手が危険なのと3~5回ほどすくうと段ボールいっぱいになるので早いです。
欠点としては粉塵が舞うのが半端ないですが効率UPの方が大事です。
なにせこの物量ですからチンタラしていたら全く終わりません・・・。
下の写真は奥の寝室のごみを廃棄するためにリビングに移動させました。
ご依頼者様が自力で一部屋を途中までは頑張って袋詰めしてくれた結果です。
今回、途中で諦めて専門業者に依頼しようと思ったことは正解だと思います。
これは素人でやるにはかなり大変です。
マスクも苦しいし動きも激しいので酸欠になりそうです。
因みにこれは今日の作業終了後のマスクです。汚いでしょう?
普通の風邪のときに使うようなマスクだと粉塵が通過してしまいます。
このマスクしていても通過しますけどね(泣)
本が大量のゴミ部屋も多い
リビング奥の部屋にも攻め込みますが、寝床だったようで毛布が何枚も出てきます。
それにしても天井近いです。写真ではゴミの上に座っているんです。
いろんなジャンルの本が大量にありました。
最終的に段ボール箱40箱前後ありました。
これはブックオフに持って行く・・・わけではありません。
本の状態も悪いですし、においも付着しているので持ち込まれても迷惑でしょう(苦笑)
紙は紙で再生用として仕分けしており最終日に懇意にしている紙資源専門会社に引き取りに来てもらう予定です。(「エコですね♪」って・・・廃棄代を少しでも減らさないと赤字です)
好きな本に囲まれて寝るというのが家主の癒しだったのかもしれません。
この本の量からしてただ本を収集しているだけとは思えないので凄い知識人ではないかと予想しています。
天才型の人はそういった傾向があります。
今の時代ならADHD(注意欠如多動性障害)だったかもしれないとわかりますが、昔は”だらしない人”と片づけられてしまいます。
案外、ゴミ部屋の住人さんは本が大量にあることは過去の現場でも立証されており珍しくありません。
ごみ屋敷、ゴミ部屋の火災は多い
ただ、感心しないのはたばこの吸い殻が出てきました。
運よく火事にならなかったから良かった物の燃えやすい物が大量にありますから一度火が付いたら消えないでしょう。
集合住宅は罪のない隣人の人生を狂わせてしまうのでどんな理由があってもゴミ部屋、ごみ屋敷の住人は「悪」です。
そんな厳しい言い方・・・と思うかもしれませんが、ゴミ屋敷化やゴミ部屋化したお部屋から火災になったお宅の片付けも行ったことがありますが、亡くなった当人はもちろんのこと、その家族、そしてそこに住んでいた住人のことを思うと甘やかしてはいけない社会問題なのです。
電気ストーブから発火したり、コンセントから発火したり、寝たばこから発火したりと原因はそれぞれですが、「危ない!」と思ったことがある人はかなりの数に上ると思います。
そういった覚えのある方は「片づける」と決意してください!
身体にもいいわけない!
トイレ、キッチン、風呂も片付けました
「水流れるの?」と思った方・・・
流れるわけありません!
まず、キッチンがこのような状態だと自炊をしなくなります。
するとどうしても外食やコンビニの弁当などになり栄養バランスが崩れてしまいます。
また、野菜摂取が不足しがちで肉や脂っこいものを食べがちです。
そうするとウンチがベタベタになり、便器に付着しやすくなります。
ですから、ゴミ部屋の住人さんのトイレは流れなくなってしまったウンチが大量に残っていることが多いのです。
そして、清掃もしないので酷い状態となってしまいます・・・。
【金曜日】
ゴミのおおまかな搬出作業はこれで大方終了です。
奥の部屋の和室もゴミが無くなりました。
奥の寝室の部屋にあったベットやその上の窓も埃と蜘蛛の巣とすごいことになっていました。
廃棄に関して
この3日間は連続して札幌市環境事業公社様にお願いして回収に来てもらっています。
法令通りなのはいつもブログを読んで頂ける方にはご理解いただけることと思います。
北海道の家財整理、特殊清掃業者で自社オリジナル段ボールを使用している業者は弊社意外にいるとは聞いたことがありませんが、こういったことにも配慮しております。
「すぐに捨てるのに勿体ない」と思う方もいるかもしれませんが、実はホームセンターで購入するよりも随分と安く作成してもらっています(ある程度の依頼枚数が見込めるということを交渉して作成してもらっています)
見た目も揃っている方がいいと思います。
来週は仕上げとマナー清掃に入ります。
また引き続きブログに掲載させて頂きます。
最後に
このクラスのゴミ部屋ではなくても「片づけたい」と思っている方がいましたら経験豊富な弊社にご相談下さい。
まずはお見積りをしないことには話が進みませんがどれくらいの料金がかかるか「検討基準」にされることをお奨め致します。
見積もりを取ったからといって必ず依頼しないといけないという会社ではありません。
仕事の依頼がない会社はしつこい勧誘や意味不明な値下げなどをして必死に仕事を取るようですが、弊社はおかげ様でそんなに暇じゃないんです。
お支払いに関しては、現金はもとより、クレジットカードを使用して頂いて分割に変更して支払われる方も多いです。
そして、ご相談されることが全ての始まりです。
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