こんにちは、特殊清掃.ASIAです。
昨日の午前中は江別清掃株式会社さんにご挨拶に伺い、特殊清掃の業務提携のお話を頂きました。
また、昼には札幌市中央区で生前整理のお見積りに伺い、当社にご依頼頂けることになりました。
こちらの現場は遺品整理士認定協会主催の遺品整理士現場セミナーの講習会場としてご提供して頂けることになりましたので後日ブログにもUPさせて頂きます。
猫部屋消臭
午後からは前回3/30にのブログ掲載した札幌市南区の現場に向かいました。
他スタッフは午前中から作業しておりましたので午後から合流です。
たたみの撤去をして、床、階段などの清掃を行いました。
各所の猫の毛や糞などを取り除きます。
作業前の写真を取り忘れてしまったのですが、まぁ~汚れていました。
汚れというか、糞が乾燥したものをそぎ落としたあとに洗剤で綺麗にしていくのですが、これらを吸い込むと健康被害が出そうな雰囲気です・・・。
猫アレルギーの方はきちんとマスクやゴーグルをして作業してくださいね。
※写真の状態を見て、作業前の状況を想像してください。
今回の消臭剤はバイオ系の「アクアリフト300LN-M」という物を使用してみました。
即効性はないのですが、菌が繁殖してニオイ物質を取ってくれることを期待しております。
粒状になっていて水に溶かして使用するのですが、水道水を一日カルキ抜きした状態の水を使用するほうがより効果が高いようです。
これをフォグマスターではなく、加圧式噴霧器で部屋中に散布しました。
このバイオ系消臭剤は多少、粒が残ると目詰まりを起こす可能性があるので、安価な(ホームセンターで1000円程度)加圧式噴霧器で頑張りましたが、普段電動のハイパワーのフォグマスターを使用しているので非常に時間がかかりました。
良い装備は時間短縮にもなりますので揃えておきたいものですね。
その後、部屋を密閉し1時間オゾンを発生させ、換気を行い空気の入れ替えを行います。
正直、まだまだ匂いは落ちていないので24時間タイマーセットして現場をあとにしました。
猫臭は手ごわいです!・・・1匹2匹でも結構するのですが、今回は20匹分ですから相当だと思います。
3回目はまだ拭き切れていない場所の仕上げ清掃、仕上げ清掃を行う予定です。
今までの経験上、2回目で大幅に減臭されていない場合、3回目の消臭でもまだ消えない可能性があります。
自分が納得しない状況でお客様への引き渡しはしませんので4回施工するかもしれませんがその時は追加料金などは発生しませんのでご安心頂きたいです。
消臭に関すること
匂いは個人差で感じ方が違いますので、非常に難しい作業です。
また同じ物質の匂いでも強度によって快、不快が変わってきます。
例えば、便臭のもとである「スカトール」という怪しい名前の匂いがありますが、これは香水に使われることもあり、量によって清涼感のあるニオイになったり、濃いとイヤなニオイになったりと変化します。
では、ニオイを薄くすれば良いということなのですが、何もしない場合は換気をひたすらして空気を入れ替えるしかありません。
長所としてはお金がかからないということですが、長~い時間がかかりますし現実的ではありません。
ですから、消臭剤や機械を使用して物質の性質を変えるという作業を行います。
一般的にわかりやすいように「消臭作業」と言っていますが私は減臭(ニオイを薄くする)作業と言ったほうがいいのかもしれません。
完全な無臭は難しい
無臭、無臭と言っても何らかの物質で構成されている以上、何らかの臭いが微量(人間では感じなくても動物などは感知するレベル)でもします。
また、鼻の「嗅覚」ではなく、「脳」が記憶している場合もあり10人中9人が無臭と言ってもご依頼者は「まだニオイがする」ということも実はあります。
単純に人より「鼻が効く」という場合もありますが、これは一番最初に嗅いだニオイのインパクトが強く脳に伝達して記録されているため、そのような現象が起こります。
「消臭」と言っても、「完全に無臭」にするには「物質自体を交換する」しかありません。
一番良いのはフルリフォームするのが一番なのですが、それだと「お金がかかりすぎて出来ない」という場合もありますし、リフォーム会社さんも「ある程度部屋を綺麗にしてからじゃないと作業できない」というパターンもあります。
専用道具に匂いが付いてしまうと次の現場で使用できなくなるので、職人さんたちは嫌がります。
ですから、事前に特殊清掃が必要なこともございます。
「北海道でこういった事例を掲載しているところがないので・・・」というご相談を受けます。
「癒し」を求める方が多くペットが増加していますが、癒しの代償として「匂いに関するトラブル」が多くなっています。
ペットを飼っている方は、そういったリスクも考えてきちんとお世話をしてほしいと思います。
ニオイに関しては現場に伺わないとわからないことが多いですが、まずはお電話、メールにてご相談下さい。
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