北海道 特殊清掃.ASIA の久保田です。
灯油漏れ消臭完了!
先日、以前のブログでも書かせていただいた札幌市西区で行っていた灯油漏れに伴う消臭作業が完了しました。
住人様にも「ニオイが落ちて、頭が痛くなるのも無くなった!お世話になりました」と有難いお言葉をいただけて安心しました。
灯油漏れ事故が起きてしまった場合、消臭を施行する際は別の場所に引っ越して頂き施工する・・・ということも多いのですが、今回は家財品のみを別のお部屋に移動して頂き、住人様が住んでいる状態のままでの消臭施工となりました。
この場合、少し施工のやりにくさはあるのですが、施工の進行状況による微妙な臭気の変化を住人様が感じ取ってくれることも多く、どれくらいの時間帯にどれくらいのニオイがするか?
日を追うごとにニオイが落ちてきてるか?
施工している側の感覚だけではなく、住んでいる側、ご依頼者様側の感覚も細かく聞きながらの施工がしやすいので、そういった部分では作業がやりやすいです。
灯油のニオイはビニールなんかも貫通してくる強力なニオイの1つですが、消臭は可能です。
タイトルにも書きましたが、灯油漏れによる消臭施工が完了した!と思ったら、また別の灯油漏れのお問い合わせが・・・という流れが今年は続いております。
灯油の消臭はとても難しいので、自分達でも消臭を試みたらけど消えなかったのでお願いしたい!というケースも意外に多く、だからこそやりがいがあると感じています。
来月はもしかすると?灯油漏れ現場なのに、灯油じゃないニオイの方がクサいという珍しい現場の消臭のご依頼が来る可能性があるので、今から密かに施工方法をイメージして備えようと思います。
重油漏れによる環境非常事態宣言
先日、日本の会社が所有する貨物船が、インド洋のモーリシャス沖で座礁してしまったことにより、1,000トンもの重油が漏れ出してしまう事故がありました。
TVで現地の方がドロドロの重油を手やスコップで回収している姿を観ると胸が痛くなります。
座礁してしまった原因は諸説ありますが、新型コロナの影響を知りたくて島に近づいたのだとか・・・
水は吸わずに重油を回収することができる特殊な繊維も現地へ届けられましたが、サンゴ礁やマングローブが豊富な「生物多様性の宝庫」と言われるモーリシャスの海での事故ということで、周辺の生態系は数十年間に渡って影響を受ける可能性があるそうです。
今回のような、燃料油による汚染の責任は船主が負うというのが決まりらしいのですが、船の総トン数に応じて賠償額の上限が決まるそうで、今回の場合は20億円規模とみられています。
1997年にロシアのタンカー「ナホトカ号」が福井県沖で座礁し、重油が流出した事故での被害額は260億円に上ったことを考えると、モーリシャスの被害額はそれを上回ると思うので、今回のような自然に対しての賠償の場合はどういう対応をしていくのかが個人的に気になります。
個人の私には寄付など雀の涙ほどの協力しか出来ませんが、なるべく早く重油回収を完了させて自然への影響を最小限に抑えてくれることを祈っております。
おわりに
灯油の消臭依頼が続く一方、9月・10月は引越しシーズンということも相まってゴミ屋敷やゴミ部屋のお片付けが増えてくることが懸念されます。
一般家庭から出る廃棄品の収集は、その地域ごとの一般廃棄物収集運搬許可を持った業者しか行うことができず、札幌市の場合は上の写真にも写っているパッカー車を所有する札幌市環境事業公社様のみなので、収集の予約も込み合う可能性があります。
お部屋を片付けたい!とお考えの方は、早め早めのご相談を宜しくお願い致します。
札幌市近郊(江別市、岩見沢市、石狩市、小樽市、北広島市、恵庭市、千歳市など道央圏)はお見積りは無料です。
灯油漏れに伴う消臭やペットのニオイ(灯油臭、ボヤ、ゴミ部屋、糞尿臭)、ゴミを溜め込んでしまったお部屋のお片付け全般に関わることでお悩みの方は気兼ねなく下記までご連絡ください。
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