こんにちは、特殊清掃.ASIAです。
GWも空けましたが、弊社では正直それほど忙しくない状態です。
幸か不幸か色々と考えることが出来る時期でもあります。
人間は勝手なもので忙しければ休みが欲しくなり、休みが多過ぎれば仕事をしたくなるものです。
そんなわけでゴミ屋敷、ゴミ部屋、汚部屋などにお住いの方で今の住環境を変えたいと思っている方がいましたらお気軽にご相談下さい。
生活が変わり、人生が変わることは間違いなしです!
例えば、こんな足の踏み場もないゴミだらけのお部屋でも・・・
ゴミを捨てて清掃をすればこんなお部屋になります。
引越しする方は勿論、今のところに住み続ける方も対応可能ですよ♪
ハウスクリーニングも消臭も出来るので臭いも気になりません。
弊社に依頼すると「強制的にブログに掲載させられる」という噂もあるとかないとか・・・そんなことはありません。
秘密にして欲しい場合は当然、秘密厳守をお約束しています。
むしろブログ公開にご協力して頂ける方が多いので更に同じ悩みを持った方からの依頼が増えるという好循環でございます。
お気軽にご相談下さい。
0120-669-920
灯油の消臭作業も試行錯誤の繰り返し
・・・そんなわけでここ最近は某マンションのパイプシャフト部分の灯油漏洩現場の消臭作業を連日行っております。
通常だとそれほど時間をかけられなかったり、他の現場と掛け持ちをしながらの作業なのですが時間を贅沢に使っています。
作業は4月から行っているので灯油のにおいはほぼ感じなくなりました(はっきり言って何も知らない方が臭いを嗅いでも灯油臭はしないレベル)。
ただ、狭い空間なので使用した薬剤の臭いなのか、何の臭いかは判断付かないが”感じる”という微妙なレベルの状態になっております。
この微妙なレベルというのは急激に臭いを落としたあとに時間の経過とともに消えていくようなレベルのことを言います。
換気を繰り返したり、コーティングをしてみたりと時間が許す限り色々と試しております。
作業前は非常に不快な状態で少し居ても頭が痛くなったり防毒マスクがないとダメな状況でしたが、今は快か不快かというと”どちらでもない”という感じです。
一般的にはパイプシャフト部に人は住まないですし、誰かが点検時にも全く問題の無いレベルなのでこれでも引き渡しをしても大丈夫だと思いうのですが、もう少し臭いを「無臭に近づけられないか?」の実験も兼ねて行っております。
まだ消臭業界では真の正解がなく、全国各地の業者さんが各々試行錯誤を繰り重ねています。
ニオイを封じ込める方法にしても防臭剤、コーティング、シールド工法と色々とありますが、こういったことを現場での積み重ねがあって次の現場施工にも活きてくるものです。
『オゾン脱臭』に関しては開示された情報は多いですが、『防臭方法』に関しては詳しくネットで公開している特殊清掃業者はほぼ無いと思いますし、各企業の企業秘密としているところが多いです。
弊社もこれについては申し訳ないのですが”企業秘密”としておりますのでご連絡してきてもお応えできませんので悪しからず・・・。
灯油が大量に漏れてしまったときの対応
まずは灯油がナミナミと液体である場合は灯油タンクに回収したり、拭き取ったりして灯油自体を取り除くことが第一です。
因みにこの回収した灯油は少量でゴミなどが混じっていなければガソリンスタンドで引き取ってくれることもありますが、大量の場合は廃油として産廃処理しなくてはなりません。
液体はダメだけど固型にすると燃えないゴミで持って行ってもらえることもありますが、大量の場合は吸い取らせるにも手間とお金がかかります。
弊社も試しに「天然の油液吸着剤 オイルドライ G-100」というのをモ〇タロウで購入してみました。
結果から言いますと一袋18kgで約5000円でポリ容器18L分しか処理出来ませんでしたから、産廃場にもっていくと150円/Lなので18L×150円で2700円・・・損です。
もう少しポリマーのような水分を吸収して膨れ上がるような科学的な仕組みかと勝手に想像していたのですが、天然と書いてある通り”砂利”ですねぇ。
写真のようにコネコネするので余計な手間もかかってしまいますし・・・。
それだったら素直に産廃場に持ち込みましょう!
廃棄代が高いからと言って絶対に下水道には捨てたらダメですよ!!
イ〇クサーは使わないで
北海道の主要ホームセンターに置いてある『イ〇クサー』
これは何度か弊社ブログでも紹介させて頂いておりますが、少量の灯油漏れ(こぼしたレベル)場合には効きますが大量に漏れだしている場合には(申し訳ないのですが)効きません。
それどころか柑橘系の臭いとオイリーな臭いが残ってしまいコレの臭いを取る方が時間がかかります。
もう一度言いますが、少量の場合は大変有効でいい消臭剤だと思いますが、大量の場合は使用はやめてください!
※おそらくこのブログを読んでいる時点ではすでに遅いかもしれませんけどね(-_-;)
少量と大量の判断基準は頭が痛くなったり具合が悪くなるレベルでしょうか?
灯油漏洩消臭の流れ
では、実際にどのような作業内容なのか?
1.漏洩箇所と汚染箇所の判断
2.床や壁などの一部解体
3.洗浄、清掃、乾燥
4.防臭剤塗布
5.消臭剤散布+オゾン脱臭
6.リフォーム復旧(封じ込め)
こういった流れが多いですが作業手順が前後入れ替わることもございますが一例です。
<引き渡し条件>
まったくの”無臭は難しい”ですが不快ではないレベルまではもっていくことが出来ます。
お部屋の場合はリフォームも兼ねて封じ込めることが出来ればかなり気にならないレベルにはなります。
※曖昧な表現で申し訳ないのですが家主様や依頼主様の場合は最初の激烈な灯油臭が脳に付着しているため完全無臭は難しい場合があります。(ニオイのメカニズムをかなり端折りますが、ニオイは”大脳嗅皮質”で感じます)
単純に鼻、嗅覚だけの問題ではなく時には視覚も影響を受けるものです。
通常の清掃会社では対応は難しい
弊社にご依頼頂く前にハウスクリーニング業者に見積もりに来てもらったが「全く無理!」と言われたとか、「清掃だけは出来るけど臭いは取れない」と言われたということで弊社にご連絡を頂く場合がございます。
やはり、灯油漏洩となると全国レベルでも消臭出来る機材と経験を持つ業者は少ないです。
まして灯油を日常的に使用する地域も北海道、東北、北陸と東日本が中心ですから尚少ないです。
(この地域は特殊清掃業者の数自体も少ない地域です)
最近は家屋の老朽に伴って灯油管(銅管)の劣化による破損・漏洩が多くなっている気がします。
建物自体も古くなると当然ですが配管も古くなり、築30年以上のお宅は特に点検もしないので知らぬ間に漏れていたということも多くなっている気がします。
今後は北海道全域でこういった消臭依頼が増えるのではないかと予想しております。
多くの場合は火災保険などで対応できることもありますし、リフォームだけでは取り除けないこともありますのでご一報頂けると幸いです。
保険対応の場合は作業報告書も作成してお渡し致します。
もし、灯油の臭いでお困りなら一度ご相談下さい。
【運営会社】
社名に掲げる信頼される(Reliable)企業を目指す!
リライブル株式会社
0120-669-920
『リライブルの遺品整理』というNEWサイトもOPENしていますのでお時間がありましたらご訪問頂けると幸いです。