北海道 特殊清掃.ASIAの久保田です。
年末まであともう少し・・・という時期ですが、新型コロナの影響から回復しつつあった社会にまた影を落とし始めています。
年末の忘年会シーズンを前になんだか嫌な雰囲気です。
今年はウイルスの影響により、展示会の規模が小さくなる又は無くなってしまったり、zoomなどリモートでのセミナーが増えたり等々多くの変化がありました。
良いか悪いか?で言うと複雑なところではありますが、ウイルスによって国内がこのような状況になってしまうということに関してはとても勉強になりましたし、業務面でもスキルアップに繋がる発見や出会いが沢山ありました。
今年はまだ終わっていないですが、人・出会いなど、幸運に感謝する年となりそうです。
灯油漏れ消臭は寒冷地ならでは?
先日は札幌市内のとあるマンションで灯油漏れ事故現場の消臭作業を行わせて頂きました。
ここ数年、寒冷地の寒さでも対応可能な暖房機能が付いたエアコンも出てきておりますが、まだまだ灯油ストーブを使用している方も多いのではないでしょうか?
私は暖かい風が出るタイプのエアコン(寒冷地対応エアコン)を試したことがないので分からないのですが、「部屋が暖まるのに時間がかかる」とか「灯油よりもお金がかかる」という意見を以前に聞いたことがあり、それからくる自分の勝手なイメージや評判で「灯油が1番」と思い込んでしまってます汗
試したことがないのに、そう思い込んでしまうのは悪い癖ですね(寒冷地対応エアコン派の方、申し訳ないです)。
北海道や東北など、冬の寒さが厳しい地域では一世帯あたり年間約1500ℓの灯油を消費しているということで、室外に大きな灯油タンクがある・・・というのは北海道ではお馴染みの風景ですが、本州や九州の方からすると大きな灯油タンクが一家に1つあるというのは珍しい光景だそうです。
灯油と電気の両方にメリットとデメリットがあるので今は難しいですが、電気なら電気、灯油なら灯油・・・というように1つにまとめられるならまとめてしまった方が面倒くさくなくて良いですよね。
灯油漏れによる健康被害も
灯油が漏れ事故が起こってしまうと、漏れた量が少量であれば新聞紙で拭き取ったり、専用の中和剤で対処可能な場合もあります。
漏れた灯油の量が数十リットルから数百リットルというように大量の場合は専門業社にお願いするのが間違いないかと思います。
灯油のニオイで頭が痛くなるという経験をした方もいると思うのですが、体質によっては身体に痒みや発疹が出る方もいらっしゃいます。
灯油中に含まれる化学物質によるものなのか、灯油が染みた建材から出る化学物質によるものなのか、、、
いずれにしても室内の揮発性有機化合物が関係していると言われており、厚生労働省ではそれらの物質の室内濃度に様々な基準を設けています。
以前にリライブルで施工させて頂いた灯油漏れ事故の消臭の際に、灯油に含まれるとある物質の消臭施工前と施工後の数値を測り、それを基準に引渡しを完了したこともありました。
その時は「その数値を基準にしたことが無いので確実とは言えないですが、灯油が原因で出ている物質であれば下がるかと思います」と曖昧な条件での施工開始となりましたが、施工後は規定値よりも大幅に数値を下げることができました。
あくまで私達の仕事は【ニオイを消す=消臭】であり、数値が下がったからといってニオイが消えていなかったら意味がない・・・
かと言って、有害物質はあるけど臭いは消えたから完了・・・というのもプロでは無いと思います。
使用する薬剤や施工法についても、そこに住まわれる方や利用される方の健康を考慮した施工というのを優先するのが大切です。
格好良いことを言ってますが、数値が下がってなかったら次はどうしようか・・・担当者さんから結果の連絡が来るまでは内心ドキドキでした汗
終わりに
室内の化学物質の検査には、料金と日数がかかる場合がありますが、リライブルではご依頼社様のご予算に合わせてそうした数値を基準として消臭を行うことも可能です。
今回は灯油にも耐性があり、揮発性の無い海外製の薬剤にて仕上げましたが、頭の中で想像していたことが上手くいってくれたので達成感がありました。
イメージしていた事や練習していた事が型にはまって上手くいくと嬉しいですよね。
次回のブログは、最近悩みに悩んで購入してしまった秘密兵器について書いていこうと思います。
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